父が2023年末に

「腹膜中皮腫」と診断されるのですが、

その前に運命的だなと思う出来事が

二つありました。


一つは、私の息子、

父にとっては初孫が産まれたことです。


里帰り出産をしたので、

産前産後の2ヶ月間は実家にいました。

父がまだ体調も良かった2023年11月。

私がお風呂に入っている間に

息子がぐずったとき、

抱っこしてくれていました。


実は、2022年の6月にも

私は妊娠したのですが、

その時は初期流産してしまいました。

私がとても悲しんでいたのを

父も知っていたので、

息子の出産で父を安心させてあげられて

良かったなと思います。



二つ目は、大阪でずっと勤務していた弟が

11月中旬ごろから実家に戻ってきていた

ことです。


実家から通える会社に12月に転職しており、

弟の職場は父が通う病院にも

30分あれば行けるほど近くでした。


大阪にいたら、父が急変したときに

すぐに駆けつけることはできなかったでしょう。

仕事を抜けてすぐに

病院に来ることができたのも、

弟が転職していたからです。


父もこの二つの出来事を、

運命的だと思っていたようです。


就職や結婚などで

なかなか揃うことができなかった家族が

揃うことができたタイミング。


父の最期を家族みんなで見送れたこと、

心から良かったと思います。