一部で大ブームを巻き起こした映画「バーフバリ2」見ました?
この映画、本当の娯楽映画!といえる大作でした。
なぜ「バーフバリ」がブームになったのか、
そもそも大衆は映画に、文学的要素とか難しさを求めていないからです。
あまり知られていませんが
中高生の間で、恋愛映画は大ブーム。
それも昔の少女漫画のようなハッピーエンドのものが大人気です。
必ずハッピーエンドなのが鉄則になります。
テレビでも小説でもハッピーエンドっていう流れを制作サイドは嫌います。
社会問題を扱ったものとか、現代社会の肖像のようなフクザツな展開が好まれやすい。
確かにどれもセンセーショナルで話題になるし、脚本家にとっては作品なので高尚なものを作りたがる傾向があります。
日本でバーフバリのような予算の大きい超大作は作れないですが
勧善懲悪の英雄ストーリーを出してもまず会議に通りません。
話が単純すぎる!とか、工夫がない!とか、ありきたり!とか言われてしまいます。
物語として凡庸とかいうのも、娯楽がほしい側にとってはそもそも間違いなのですが……。
みんな、簡単に気持ちよく楽しくなれるものを求めてます。フクザツなのは現実社会だけで十分だからです。
つまりみんなエモい気持ちになりたいだけ。
むしろお金を払って、フクザツな気持ちになりたいのは一部のマニアだけなのかもしれません。
「バーフバリ」は映画館を出てきたときに気持ちが高揚し、まるで主人公のような気分になる映画。
まさしく今年のトレンド「エモ消費」です。
※エモ消費についてはここに書かれています。
https://ameblo.jp/hayarimonoken/entry-12351437783.html