<吉野家「牛鍋丼」が1000万食を突破>
牛丼チェーン大手の吉野家は4日、9月7日から販売を始めた低価格メニューの「牛鍋丼」が1000万食を突破したと発表した。
「牛鍋丼」 は並盛り280円という価格の安さが好評で、発売から1カ月足らずで大台を超えた。
一方、今月7日から投入予定だった低価格メニュー第2弾「牛キムチクッパ」については、発売を11月に延期すること明らかにした。

「牛鍋丼」は、明治時代に親しまれた「牛鍋ぶっかけ」の味を再現し、牛肉や豆腐、シラタキなどの煮込みをごはんにかけたものだ。 米国産牛を使用しており、コストが高く値段が下げられない牛丼とは別メニューで、
低価格で攻勢をかけるライバル会社に対抗したが、予想外に好調な売れ行きを示しているようだ。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101004/bsd1010041737014-n1.htm


というニュースがありましたが。

すき家が対抗策を打っているようですね。


たとえばこんな記事。

<「つゆだくだく」や肉6倍「キング」 牛丼チェーン「隠しメニュー」の全貌>
http://www.j-cast.com/2010/10/10077689.html

スタッフへの通達だけで出来る経営対抗策のひとつ。

新しいメニューを打ち出したり

これ以上の値下げは無理だが、他の対抗策を練りたい。

という意向が見えますね。


またこんな記事も。

<すき家の好きなメニューランキング>

http://cache001.ranking.goo.ne.jp/crnk/ranking/013/sukiya/


すき家に毎日通っているわけではないんですから

かなりテコイレ的な動きです。値段を下げたためにこれ以上の策は他にないのでしょう。


一方、松屋はというと

ジャニーズタレントを起用して、人気メニューをちょっと値下げして対抗策をうちだしています。


http://mainichi.jp/select/biz/bizbuz/news/20101015dog00m020080000c.html

「松屋」を展開する松屋フーズは、18日から期間限定でハンバーグメニュー3種を1週間ごとに通常価格580円から90円引きの490円で販売する。

 「うまトマトハンバーグ定食」は18日午前10時~25日午後3時、「デミたまハンバーグ定食」は25日午後3時~11月1日午後3時、「テリたまハンバーグ定食」は11月1日午後3時~11月8日午後3時。



なぜこの商品は売れているのか?【流行りもの研究所】~世相を観測しながらマクドナルドのマーケティング戦略を観測するブログ

多くの外食チェーンを持っているグループ傘下なので原価はどこよりも安く仕入れられる規模の経済メリットだけを強みにしてきた「すき家」がこのまま逃げ切れるかどうかは微妙です。

消費者は値段でなく、結果的にはお得感、意外性に流れます。