※沖田さん鏡エンドを意識していますので、まだ未攻略の方はご注意ください。
【 儚 】
夢を見ていました。
出会った春も、はしゃいだ夏も、会えずにいた秋も、寄り添っていた冬も…
全てが掛け替えの無い日々でした。
何度、貴女を独り占めしたいと願ったことか。手が届いてしまう距離で、私だけに微笑みかける可愛い笑顔を目にしてしまえばなおのこと。
いつだって、貴女が傍にいて。
微笑みかけてくれた。
大好きだったあの明るい笑顔で、今も幸せに笑っているだろうか。独り、泣いてやしないだろうか。
優雅に舞う蝶のように可憐な仕草も、私の名を呼ぶ鈴の音のような声も。投扇興で競い合った日のことも、初めて想いを告げた日のことも。
貴女の優しい温もりも、全て…
私は、鮮明に思い出すことが出来る。
蜻蛉のように儚く消える運命だとしても、貴女が幸せになってくれるのならばそれだけで…
「私は……」
“せめて、夢の中でいい。貴女に逢いたい”
夢を見ていた。
あなたの手を離し、泣きはらした日のこと。
どうして?と、叫ぶ私に、あなたは泣いたように微笑んだまま。
分かっていた。
それでも、言わずにはいられなかった。
どうして、私を遠ざけたの?と。
どの季節も、どこにいても、隣にはあなたがいてくれた。
嬉しくて、嬉しくて。
あなたの名を呼んだ。
無邪気な笑顔も、照れたような表情(かお)も。時折見せる、冷やかな眼差しも…
全てが愛しすぎて…
たとえ、お別れが近いとしても、あなたを失いたくなかった。
傍にいられるだけで良かった。
それこそが…
「私の…幸せでした…」
“だから、ずっと好きでいさせて下さい”
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先日、艶友である、美和さんのブログにお邪魔して、素敵な絵と物語を読んだ後。無性に二人の想いを書きたくなって…
俊太郎さまの続きを書きながらも、ちびちび、書いていました
そこで今回、挿絵としてお貸し頂けないかお願いしたところ、快く引き受けて下さって
お借りしてしまいました
美和さんの、愛情こもった沖田さんと主人公ちゃんが大好きです…
そして、その物語を読んだ時、思わず泣いてしまった私。
二人の切ない想いが、もう苦しすぎて。
せめて、夢の中だけでいいから微笑み合えたら…他の旦那さまも、ほんまに切ないのですけど、沖田さんのこういう切なさっていったらないです
これこそが、本当のエンドなのかなーと…
そして、人の世は夢…と、いうことで、今回は儚さを描いてみました。
↑そんな美和さんのブログはこちらです
↑沖田さんの物語はこちらから
美和さん
この度は、ほんまにありがとうございました
これからも、素敵な沖田さんや旦那様たちを楽しみにしています
あぁぁ。
やっぱ、沖田さん…
大好きですッ(/ω\)