「会わなきゃいけない人には…絶対に会えるんじゃない?」

「なんていうかな……守りたくなる」

「ねぇ、キスしていい?いや…キスしていい?」

「ねぇ、腕組めば?その方が濡れないから…」

「メグ、良かったんじゃない?先輩いい人だし」

「母さん、ごめんね。俺、将来のことは考えられない。でも、ちゃんと生きるから…」

「役に立ちたいなぁ。どんな仕事でも、誰かの役に立ちたいな」

「右手が動かなくなったら、次の目標探すよ。仕事だって、ずーっとそうやってきたし。接客の仕事が出来なくなったら、配送手配の仕事を覚えて……歩くのが難しくなったら、デスクワークを覚えて。指先を動かすのが難しくなったら、マウスの操作で出来る仕事を覚えて……ラッキーだよなぁ。俺に居場所作ってくれる会社で」

「なんかさぁ、目標を見つけることが俺の目標みたいだな」

「拓人へ。今を生きていますか?拓人より」


*拓人(三浦春馬)の言葉より*



「メグちゃんには…この話、した?」

「拓人、前より左手が使いづらそうで。あいつ、辛そうにしないから余計辛そうで…でも、きっと。必死で病気と向き合おうとしてるんじゃないかなって思ってます」

「あのさ、俺ってひなちゃんの彼氏だよね?」

「でもそうだよなぁ。そっちの機能は衰えなくて、ずっと大丈夫なんだもんな…不思議だよな。よし、俺が童貞捨てたら一緒に風俗行こう!」

「それは無し、そこは譲れねぇ。俺にもプライドってもんがあるから」

「病気になる前から友達だし。今でも、拓人といると楽しいし…」

「ねぇ、ひなちゃんどういうつもり?二人にしてどうすんの?拓人、凄い思いしてメグちゃんと別れて、今必死に頑張ってる。メグちゃんだって結婚決まってんだろ?」


*守(風間俊介)の言葉より*



「なんで兄さんと付き合ってるんですか?病気だから同情してるんですか?」

「……助けて」

「…相手が不愉快そうになって、しまったって思う時もあるけど。なんでか分からない時もある…小さい時から、友達を怒らせたりしたけど…いつも母さんが解決してくれた。中学高校は進学校で、みんなあまり人を気にしない雰囲気だったから、独りでいることが多かった。医学部入って1、2年の頃はまだ良かったけど…3年から少人数グループでの専門科目や実習が増えて、みんなと関わる時間が長くなってから……居づらくなって…どんどん、苦しくなってきて。でも、どうすれば良いのか分からなくて…」

「ずっと、母さんを悲しませないようにしてきたけど。ずっと…母さんを嫌いにならないようにしてきたけど…」

「僕、頑張ったけど……どうすればいい?」

「ああ、もう恥骨って素晴らしいなぁ…」

「ひがんでたのは、僕のほうかもしれないね」


*陸人(野村周平)の言葉より*



「だから続くって言ったじゃん。会社行く途中だし、それに、恵ちゃんが好きだし」

「そういう好きじゃなくて、“俺の彼女になって欲しい”って好きなんだけど」

「俺の彼女になってくれる?」

「自分が拓人だったらどうする?俺も、病気のことは言わずに…彼女と別れると思う」

「……結婚しよう」

「結婚が決まった…恵ちゃんと…」

「でも、拓人、もの凄く前向きに頑張ってるし。俺達も出来ることはやってあげたいんです」


*繁之(斉藤 工)の言葉より*



「江の島に向かって…1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」

「ちゃんと終わらせたかったの。拓人とのこと。今、ちゃんと終れた」

「……バイバイ」

「……会っちゃったね」

「今を生きてる?」

「じゃあ、私がしたいことしてもいい?」

「恵へ。あなたのとなりには誰がいますか?恵より」


*恵(多部未華子)の言葉より*



今回は、7話までの私の好きな台詞を載せてみました。

現代ドラマなんだけれど、どこか懐かしい感じの演出にかなり引き込まれてしまっています。何やら、主演の三浦春馬くんが、とあるALS患者のドキュメントを観て、その影響を受けてこの作品が作られたとか…

春馬くんと多部ちゃんの初々しい演技がとても良くて。思っていた以上に、のめり込んでいて。台詞と台詞の合間とか、とにかく“間”がすごくいいんです…

脇を固めている役者さんたちも豪華で!

特に、拓人の担当医(谷本)役の吹越満さんの演技に、「おお!」と、思ってしまいました。

とても、自然な演技なのにちゃんと訴えかけているし、診察シーンはあっという間に過ぎてしまうのに、存在感があるというか。

拓人からの質問に、「教えなーい。教えなくても、きっと分かるから」と、淡々と、その後すぐに笑顔で答える茶目っ気ぶりがまた良かった(笑)


そして、三浦春馬くんは、「ラストシンデレラ」のイメージが強かったんですが(笑)予想以上の演技に魅せられました。

こういうヒューマンドラマの場合は、自然な演技が求められるもの。それを、それぞれの役者さん達が、脚本をより活かしているように思えます。


こういったテーマを物語にするのは、とっても難しいと思うのですが。様々な想いを抱え、葛藤しながら一生懸命生きようとする拓人と。

そんな彼を支え続ける家族や、友人、そして、恵を応援したいって素直に思います。


ぬぅあんて、ものすごく真面目に語ってしまいましたッ。しっかし、春馬くんと多部ちゃんがお似合い過ぎて!!

(///∇//)

「あー、いいなぁ。」と、二人を観ながらほのぼのしとります。


そして、ゆずの歌う「よろこびの歌」と、Rihwa(リファ)が歌う、「春風」に泣かされるんですよね…

やっぱり、どこか懐かしい感じのする曲調と歌詞で。

どちらも、やわらかな感じの歌い方で…

すっごく癒されるっていうか。

あー、今日もすっごく語ってしまったぁ。