久しぶりに昼寝をして…


初めて沖田さんが夢の中に出てきて…


なぜか、私も女隊士として屯所内にいて…


勿論、夢の中ですから(笑)


いちゃついておりましたとも(`-ω-´)


今、見た夢をほんの少し書いてみまった…。


なんのオチもありまへん汗


これは、私の勝手な夢物語どす汗したがって、夢の中の主人公はわたすです(苦笑)


(多少、台詞は着色しておりまふ)


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開け放たれた障子の先にある庭を眺めながら、干してあった隊服を一枚一枚たたんでいた私の視線の中に、二羽のスズメが映りこんだ。


縁側を仲良くちゅんちゅんと歩き回る姿が可愛くて、思わず見惚れていたその時。


「ここにいたのですか…」


不意に背後からそっと抱き寄せられて、ほんの少し態勢を崩して思わずその逞しい腕に触れる。


「うわっ…びっくりした…」

「私も手伝いましょうか?」


そう言いながらも、沖田さんは私の背後から動く素振りも見せず、優しく耳元を擽ったまま。


「沖田……様…」

「……もう少しだけこのまま。駄目でしょうか…」


(駄目だなんて、んなことないっすぅ…)


「でも、誰かが来たら…」

「では、こうしたらいい…」


そう言って、沖田さんはすっくと立ち上がり全ての障子を閉め終わると再び私の元へと腰を下ろした。


「これなら思う存分、貴女を抱きしめられる…」

「…え、あの…」

「すみません、今日はなぜか…貴女に触れていたいのです」


そう言ってまた急に抱き竦められると、沖田さんの広い胸元に頬を埋める。


(夢なら覚めんといて欲しい…)


それからしばらくの間。


やわらかな沈黙が流れた。



艶が~る幕末志士伝 ~もう一つの艶物語~



何をするわけでもなく、沖田さんはただ私を抱きしめ続け…


時に、私の耳元を彼の柔らかい唇が擽り、強く抱きしめられた。


他に何を言う必要もない。


ただ、互いの温もりを感じていたい…それだけだった。



けれど、そんな幸せな時間は長くは続かず、一瞬にして奪い去られる。


「そっちへ行ったぞ!」


ただならぬ声を耳にして、沖田さんは私をそのままに急いで刀の鞘に手を添えた。


「…何事」


ドタドタと慌しく廊下を走る音に不安と恐怖を募らせながら、私も傍に置いてある刀に手をかける。


「沖田はどこだ!」

「ここにいますけど…」


刀を抜きはらい、障子を勢いよく開けた沖田さんは、向かってきた隊士と切り結び始めた。


「沖田様!」

「貴女は下がっていて下さい!」


沖田さんは叫びながら庭へ飛出し、二人の隊士らを相手に間合いを取り再び斬りかかってくる相手を瞬時に斬り捨て、もう一人と切り結ぶ中。


原田さんや土方さんらも駆けつけ、沖田さんに応戦し始める。


「総司」

「任せて下さい」


その次の瞬間、一刀で勝負が決まったのであった。


「……間者か」


鋭く呟く沖田さんにまた新たな一面を見ると同時に、その見事な殺陣さばきに見惚れたままだった。


いつか、沖田さんの隣で助太刀出来るくらいの技を身につけて…頼りにされるくらいになりたい。


なぜか、そんな風に思っていた。



――それから数日後。


私は畏れ多くも、あの池田屋事件に関わることになり。近藤さん率いる隊に沖田さんや、永倉さんらと共に配属されたのだった。


(この段階でもう、あり得ない。私が一緒にいるなんて…)


新選組のドラマを観て、自分なりに調べていたからどんなふうに何を着たら良いのか分かっていた私は、沖田さんたちと一緒に着替えを済ませ、監察方の山崎さんより知らせを受けた私達は、急遽、池田屋へ向かう。


そこで、ドラマと同じように近藤さんを先頭に池田屋へ侵入し、私は近藤さんと沖田さんと共に二階へ急ぎ、近藤さんの一声で沖田さんに斬りかかって来た浪士らと切り結んだ。


と、そこでふと思い立って。


(もうじき沖田さんは…血を……)


何人かと切り結んでいた私は、遠くに離れた沖田さんを応戦しようと近づいた次の瞬間。


「うっ……」

「沖田様!」


これまたドラマと同じように沖田さんの口許が紅く染まり、蹲る彼の大きな体を支えながら浪士達が逃げて行くのをただ見ていることしか出来ずにいた。


「私のことはいいから、奴らを追って下さい!」

「でも…」

「早く!!」

「はい!」


言われるがまま。


一階へ向かい、独りで戦う近藤さんに応戦し…。裏庭に逃げ込んだ浪士達に苦戦していた新田さんたちに応戦した。


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と、夢はここで終わり。


急に現実に戻されたんですわガクリ(黒背景用)


風邪で寝込んでいたとはいえ、なんちゅう夢を見てもうたんや…と。


これは、書かなきゃ…と、思いすぐに書いてもうた汗


でも、いくら夢とはいえ…わたすが新選組隊士で…池田屋に同行してて、浪士達と切り結んで……沖田さんの吐血を見守ることになろうとは…。しかも、なぜか…沖田様と呼んでいたわたす。


艶がのキャラというより、もう実体化してました汗沖田さんも、土方さんも、他の方々も…知らない人だったからまた奇妙で。


私、数か月前から、毎週火曜日に行ける時だけなんですけど、殺陣の稽古に行っているって話はしたことありましたが…。


きっと、その稽古の時に、新選組を想ってやっていたから…だから、自分も新選組隊士として夢に出てきてしまったのかな、と、思いつつ。


起きたら汗びっしょり…。


隣で眠ったままの僕ちんを起こさぬように着替えながら、「夢の中でも男勝りな自分が…」と、少し落ち込んだりして(笑)


というわけで、鼻水、咳、頭痛に悩まされているせいで更新はもう少し後になりそうです汗


この土日で治さねば…。


本当は今夜、日野でお月見イベに参加しようと思っていたのに…。その様子を写真で撮って、沖田さん花エンド後に使おうと思っていたのにぃ汗



ヽ(;´ω`)ノ


皆さんも、咳風邪が流行ってますので気をつけて下さいね!