【まどろみ】



絵:てふてふあげはさん

作:小春




「もう……朝かぁ……」




*艶が~る幕末志士伝* ~もう一つの艶物語~




「おはよう、翔太くん…」

「おはよう…」



朝日を浴びながら、眠そうにまどろんでいる翔太くんは、とても可愛くて…


でも、それでいて…乱れた着物から覗かせる肌がちょっぴり色っぽくて…


思わずその瞳を見つめてしまっていた…。





「まだねみぃなぁ~…」



*艶が~る幕末志士伝* ~もう一つの艶物語~



「ふぅわぁぁ~…」


大きな欠伸さえも、可愛かったり……。



「なんだよ…まじまじと見て…」

「なんか、可愛いな~って思って…」

「か、可愛いって…なんだよそれっ」


そう言って、彼は少し照れ笑いを浮かべながら枕に唇を埋めると、私を上目使いに見上げた。


「……もしかして、俺を見ていたい気分だったとか?」

「不思議じゃないでしょ?」


彼はまた、少し唖然とした顔で私を見上げたけれど…


すぐに差し出された彼の優しい手を取り、柔らかな温もりに誘われながら、隣にうつ伏せになってみる…。



そして、寄り添いながらまどろんだ。


こんな朝が続けばいいなぁ~なんて、思いながら…。





Special thanks.

てふてふあげは


紙の上の「喜・怒・哀・楽」


↑おもに、翔太くん、龍馬さん、主人公ちゃん、他にも、慶喜さん、秋斉さん、沖田さん、土方さん、高杉さん、俊太郎様と、それぞれの旦那はんたちの素敵な絵に会えますキラキラ