こんにちは。

メンタルコーチの渡辺美香です。

 






今日は「人はなぜ嫉妬するのか」について

「期待」という言葉を使って

説明したいと思います。

 

 

 嫉妬してしまうのは「期待」していたから・・・


嫉妬には


その原因となった


本当の感情


(心理学では、「第一次感情」と呼ばれます)


が隠れています。



無意識でも


「ある出来事が起こる⇒本当の感情(第1次感情)が湧く⇒嫉妬する」


のように何らかの本当の感情(第1次感情)が


先に湧いているのです。





まず、なぜ、『嫉妬』が起こるのかというと、


自分の「期待」通りにならなかったからです。



例えば


年下の同僚が自分よりも成果を出した際に


『  嫉妬する 』のは、




「私より年下の同僚は能力が下のはず」


「私を抜こうなどと思わないはず」


「私を抜くほど、がんばらないはず」と



期待していたから。



それなのに相手が自分を抜くと、

「上司は今まで程、私を気にかけてくれないのでは?(怖さ)」

「周囲の自分への期待にこたえられていない・・(不安・怖さ)」

「周囲の自分への注目が相対的に減ってしまう(さみしさ)」

等の感情が沸き起こります。



それらの本当の感情(第1次感情)は
心にとって不快なもののため



それらから逃げるために
ほとんどの場合、


無意識のうちに
第2感情の「嫉妬」に変えてしまうのです。



「嫉妬」の強さの度合いは

本当の感情(第1次感情)の強さに比例します。




嫉妬への第5段階

【第1段階「期待」】

例:年下の同僚と私の仕事の能力・意欲


 

・私より年下の同僚は能力が下のはず

・私のほうが、年下の同僚より仕事をがんばっている

・私を抜こうなどと思わないはず

・私を抜くほど、がんばらないはず


という「期待」の段階





【第2段階「期待の裏切り」】




・年下の同僚が仕事の成果で私に勝った!!

という「期待の裏切り」の段階



【第3段階

「本当の感情(第1次感情)で心がいっぱいになる」】


 

・上司は今まで程、私を気にかけてくれないのでは?(怖さ)


・周囲の自分への期待にこたえられていない・・(不安・怖さ)


・周囲の自分への注目が相対的に減ってしまう(さみしさ)



という「本当の感情で心がいっぱいになる」段階





【第4段階「嫉妬する」】


メラメラメラメラ・・・・と


「嫉妬の感情」が湧き起こる


「嫉妬する」段階





【第5段階「嫉妬を抑圧してモヤモヤする」】


しかし「嫉妬」をあからさまに表現することは


みっともないこと・恥ずかしいことだと

社会や親からの刷り込みで学んでいるので


「 嫉妬 」の感情を「 抑圧 」

「 モヤモヤ 」する。







「嫉妬」の下にあるのは、


「期待」通りにならなくて


「困ったな」という


気持ちです。



相手に対してどんなに嫉妬しても


あなたの感じた


本当の気持ち(第1次感情、怖さ、寂しさ等)

自分自身がきづいてあげないと

いつまでも
「相手が悪い」「他責」の世界から抜け出せません。




「嫉妬」の下に隠れた



あなたの本当の感情(第1次感情、怖さ、寂しさ等)と



向き合って、しっかりと第1次感情(さみしさ・怖さ・悲しさ)を

感じ切ってから、




「私は、どうしたいのか?」を自分に質問してみましょう。


上の例で言うと

「私にとって仕事は大事だから、私は、来月は新規訪問を前月より10件増やそう」等、



」が主語の前向きな答えが出てきたら

あなたは、もう、だいじょうぶです。

自分の人生の操縦席のハンドルを自分で握る世界に暮らせています。





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