クラシックの迷宮 https://www.nhk.or.jp/radioondemand/share/491_3158.html #radiru

 

 

 

こんばんは☆ニコ音譜

 

 

 

いつも

ご訪問頂きありがとうございます。

 

はじめましての方、

ご縁を頂きありがとうございます。

 

 

 

今夜のこの時間は…

 

 

こちらです↓

 

 

 

 

 

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クラシックの迷宮

▽スメタナ生誕200年

初回放送日: 2024年3月2日

 

わが祖国 から 交響詩「モルダウ」

NHK交響楽団(管弦楽) 、 ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)

作曲: スメタナ

(2分2秒)

<キング・インターナショナル KKC 2037/8>

わが祖国 から 交響詩「モルダウ」

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽) 、 ラファエル・クーベリック(指揮)

作曲: スメタナ

(1分58秒)

<コロムビア COCO-70713>

交響詩「ワレンシュタインの陣営」から冒頭

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽) 、 ラファエル・クーベリック(指揮)

作曲: スメタナ

(2分20秒)

<コロムビア COCO-80362>

わが祖国 から 交響詩「モルダウ」のリハーサル

トロント交響楽団(管弦楽) 、 カレル・アンチェル(指揮)

作曲: スメタナ

(3分13秒)

<ALTUS/キング・インターナショナル TALT-059/60>

わが祖国 から 交響詩「モルダウ」

トロント交響楽団(管弦楽) 、 カレル・アンチェル(指揮)

作曲: スメタナ

(12分34秒)

<ALTUS/キング・インターナショナル TALT-059/60>

交響詩「レ・プレリュード」

ニューヨーク・フィルハーモニック(管弦楽) 、 レナード・バーンスタイン(指揮)

作曲: リスト

(3分30秒)

<SONY MS6458>

歌劇「ボヘミアのブランデンブルガー」から第3幕のフィナーレ

カレル・カラシュ(ヴォルフラム/バス) 、 プラハ国立劇場管弦楽団&合唱団(管弦楽&合唱) 、 ヤン・ユス・ティヒー(指揮)

作曲: スメタナ

(3分26秒)

<SUPRAPHON 11 1804-2 612>

歌劇「売られた花嫁」から第1幕のフィナーレ

BBCシンガーズ(合唱) 、 BBC交響楽団(管弦楽) 、 イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)

作曲: スメタナ

(4分43秒)

<harmonia mundi HMC 902119.20>

歌劇「リブシェ」序曲

プラハ交響楽団(管弦楽) 、 イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)

作曲: スメタナ

(8分50秒)

<SUPRAPHON 11 0377-2 0 3 1>

わが祖国 から 交響詩「モルダウ」

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽) 、 ヴァーツラフ・ターリヒ(指揮)

作曲: スメタナ

(12分6秒)

<オーパス蔵 OPK2075>

歌劇「ヴァイオラ」から

マリー・ヴェセラー(ヴァイオラ/メゾ・ソプラノ) 、 ドラホミーラ・ドロブコヴァー(セバスチャン/メゾ・ソプラノ) 、 ダリボール・イェドゥリチカ(アントーニオ/バス) 、 イルジー・ポコルニー(ピアノ) 、 プラハ国立劇場管弦楽団&合唱団(管弦楽&合唱) 、 ズデニエク・コシュラー(指揮)

作曲: スメタナ

(14分12秒)

<SUPRAPHON 11 2177-2 612>

人形劇「ファウスト博士」序曲

スロバキア放送交響楽団(管弦楽) 、 ロベルト・スタンコフスキー(指揮)

作曲: スメタナ

(3分41秒)

<MARCO POLO 8.223705>

 

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今夜のこの時間は、

「クラシックの迷宮」。

 

音楽評論家・片山杜秀さんの

ご講義の時間です☆

 

スメタナ生誕200年ということで、

記念特集の放送回です。

 

 

スメタナ、と言えば「我が祖国」。

 

わが祖国と言えば、スメタナ。

 

 

ということでしょう、

本日もわが祖国、それも

いちばん有名な「モルダウ」から

プログラミングされております☆

 

 

ニコニコ飛び出すハート

 

(私は「我が祖国」が大好きです飛び出すハート)

 

 

☆動画お借りいたしましたm(__)mありがとうございます☆

スメタナ「我が祖国」☆ラファエル・クーベリック☆

 

 

わが祖国というと、

ラファエル・クーベリック。

 

私も、彼が「プラハの春」音楽祭で

指揮した際の歴史的演奏のディスクを

持っておりまして…

(1990年のプラハの春音楽祭)

 

 

関連記事はこちらです↓

 

 

 

 

多分、本日の2曲目の演奏は

この時のものかなぁと推測中…

 

 

↑追記*やはりそうでした☆

 

 

 

 

さて☆ニコニコ

 

番組が始まりました~\(^o^)/

 

今夜は、スタートから

聴き逃すことなく参加出来ました☆

 

(今夜は聴き逃し配信ナシです)

 

 

チェコ=「我が祖国」

 

 

ということで、

 

今夜はスメタナ特集するにあたって

このチェコの国民的楽曲を

何回も聴くことになりそうです☆

 

 

 

…今、番組では、

クーベリックの後をうけて

チェコフィルを率いていた

カレル・アンチェルが

カナダのトロント交響楽団に

ポストが決まっていて、

(小澤征爾さんの後任)

結局そのままカナダに

亡命という形になった、

そのトロント響との

「モルダウ」リハ風景を

放送してくださっています…

 

「(アンチェルは)

一生懸命にこの作品の

「有機的な流れ」について

説明を尽くして、練習を

続けた」、と片山さん。

 

実際の演奏会の模様も

今放送くださっています。

 

やはり、チェコフィルと

比べると熱量的に劣る?のは

致し方ないのですが

(自国民ではないというフィルターか?)

 

 

練習を積み重ねたことが

伝わって来るような…

 

「モルダウの悠久の流れ」

 

が、しっかりと伝わって来る

細部まで丁寧に磨かれた

そんな演奏でした…

 

 

クーベリック、アンチェル、

 

西側に亡命せざるを得なかった

指揮者たち…

 

彼らの「我が祖国」

 

この作品への思い

 

 

そんなものが、胸に迫ってきて

 

 

アンチェルとトロント響の奏でる

「モルダウ」に涙が溢れてきました

 

 

 

 

アンチェルの「我が祖国」発見☆

 

 

今夜放送くださった

アンチェル&トロント響の

「モルダウ」は、

1969年2月5日の演奏でした。

 

 

自国を出た彼らの

名刺代わりということも

あるけれども、何よりも

 

「民族の誇り」

 

自分たちが生きていく、

矜持となるのが、

 

この「我が祖国」

ということなのだ、と、

片山さん。

 

 

一方、スメタナと言う人は、

チェコやハプスブルク帝国という

狭い縛りで音楽を考えていた

という訳ではなく

彼の時代の新しい音楽に

目を向けて、そこに

付いて行こうとした人だ、と。

 

片山さん。

 

 

それが具体的には

どういう音楽なのかというと、

それが次の作品、リストです。

 

 

 

交響詩「レ・プレリュード」

 

 

 

ショルティ指揮リスト「レ・プレリュード」☆

 

 

実際、スメタナは

リストに直接音楽的援助を

受けていた、と片山さん。

(ピアノ教師の口など)

 

スメタナを考えるうえで

リストとリストを通じて知った

ワーグナー、この2者は

外せない、とのこと。

 

 

スメタナの拘った2大ジャンル

それが、交響詩(リスト)

オペラ(ワーグナー)

 

 

チェコのオペラ、

チェコの交響詩を書く、という。

 

 

チェコらしさというものを、

リストやワーグナーを通して

昇華していくのが、

スメタナの目標だった、と片山さん。

 

 

そこで作られたチェコ語のオペラが、

ドイツ(ブランデンブルク)から

ボヘミアに侵略者が来る

というおはなし、

「ボヘミアのブランデンブルガー」

というオペラだった、とのこと。

 

 

↑このオペラ、私は今夜が

はじめましてです、そして

YouTube動画で検索しましたが

ヒットせず…うーんあせる

 

 

しかし、このオペラは

チェコの民族主義者からは

あまり歓迎されなかった、と。

 

というのは、確かに

言語はチェコ語だけれども

 

音楽が、チェコを反映していない、

とのことで。うーんあせる

 

 

そこで今度は、音楽に

チェコを反映させたものとして

作られたのが、今では

スメタナの代表作となった

オペラ「売られた花嫁」。

 

 

 

セル&クリーヴランド管弦楽団の「売られた花嫁」☆

 

 

これが、チェコで大ヒットし

チェコ民は、ついに

「自国のオペラが出来た!」

と歓迎した訳ですが…

 

 

一方、スメタナは、やはり

「リストやワーグナー」という

理想があったため、

民族音楽、民謡的な音楽による

オペラにとどまるということは

なかった、と。

 

 

そこで次に書かれたのが

歌劇「リブシェ」。

 

 

 

スメタナ「リブシェ」序曲

 

 

本日はじめましての私でしたが、

序曲、確かにワーグナー的でした!

 

荘厳さとか、洗練さ、

 

「そういうものを表現した」、と

片山さん。

 

 

しかし、やはりチェコ民には

こういう作品だと人気が出ない

 

 

そんな中で、もともと身体が

丈夫なほうでなかったスメタナ

 

耳が聞こえなくなり、

指揮活動を断念。

 

作曲の方に力を入れることとなり

生まれたのが、

 

連作交響詩「我が祖国」。

 

 

交響詩の連作ということは、まだ

(交響詩の祖)リストもやっていない

新機軸だった、と片山さん。

 

 

…ここで、またまた「モルダウ」を

かけてくださいました、片山さん。

 

 

「本日は定点観測的に」

 

「しつこい、んですけれども(笑)」と。

 

 

(笑)(笑)(笑)泣き笑いあせるあせる

 

 

確かに今夜はモルダウ4度目?ですが…

 

 

指揮者は違いますから

ぜんぜんオッケーです☆ニコニコ飛び出すハート

 

 

クーベリックの前の、

チェコフィルを率いていた

 

ヴァーツラフ・ターリヒ

 

という方の指揮です。ニコニコ

 

 

 

ターリヒの「我が祖国」発見☆ニコニコ飛び出すハート

 

 

ヴァーツラフ・ターリヒ。

 

 

ワタクシ、不勉強で…

今夜が初めまして、ですほっこりあせる

 

 

ノイマン、クーベリック、アンチェル

と聴いてきたわけですが、

このどれとも違う、おっとりとした

優雅さに溢れる演奏だったのは、

時代性もあるのでしょうかうーん

 

まだハプスブルク帝国の時代を

感じさせる空気が濃厚だったのかと

 

そんなことも感じられました

 

スメタナは、1824~1884

ターリヒは、1883~1961

 

 

ターリヒは、まだスメタナの

生きた時代を感じられる頃に

生まれた訳ですものね…

 

 

今夜、このターリヒの演奏で

「モルダウ」を聴けたことは

 

貴重でした…1926年の録音。

 

技術的には、今のチェコフィルの方が

圧倒的にいい。

ですが、ここには、貴重な時代の

空気感が残されています…

 

冒頭のゆったりとしたフルートソロ…

楽曲ラストの「ため」なども…

印象的な演奏でした

 

 

 

「ここで終わるときれいなのですが」

 

「耳の聞こえなくなったスメタナが

最後に完成させようとして

完成させられなかった作品、

それがオペラなんだけど、

シェイクスピアの「十二夜」なんです」

 

と、片山さん。

 

 

それが、歌劇「ヴァイオラ」という作品。

 

 

未完成ながら、完成された箇所だけで

上演されている演奏があるとのことで

そちらを放送くださいました。

 

 

 

 

オペラ「ヴァイオラ」YouTube動画でも発見☆

 

 

途中、ピアノ伴奏だけになるのは

オーケストレーションが未完

だったからか、と片山さん。

 

 

 

 

 

最後は、アンコール・ピース的に

人形劇「ファウスト博士」序曲、です。

 

 

 

 

↑「ファウスト博士」☆

 

 

 

 

 

 

今夜は、スメタナ生誕200年

ということで、「我が祖国」、

なかでも「モルダウ」を中心に、

 

スメタナとチェコという国の

歴史の一端を垣間見てきた

「クラシックの迷宮」でした☆

 

 

充実したご講義でしたチューベル

 

 

 

 

 

それでは…

 

今夜も放送ありがとうございますキラキラ

 

どなたさまも、

どうぞよい夕べをお過ごしください☆

 

いつもありがとうございます。ニコ音符

 

 

 

 

 

音楽のカミサマ…恋の矢

いつもありがとう花束音譜

 

 

皆さま、ニコキラキラ

いつもお付き合いいただきまして…

 

☆クリック応援、ありがとうございますピンク薔薇流れ星