*「美の祝典」国宝 伴大納言絵巻@出光美術館*
レポート その④
これまで、3回に 渡り 語らせて頂きました
国宝 伴大納言絵巻@出光美術館
の レポート も、いよいよ ラストシーン
(上巻 の ラスト) に ついて
述べる こと と なりました。
こちらの 回を 以て、上巻について の
レポートは 終了 致します。
まずは、こちら。
⬇⬇⬇
全三巻 セットの 復刻版パンフレット 表紙
こちら、オリジナルサイズ の 価格は、
例えば 某メーカーさん の
アップライト ピアノ(新品)や、
高級 腕時計
または 婚約指環 … と 申しましても
どれも ピンキリ です けれど
ともあれ、平均的 新入社員(正社員)の
初任給(手取り) の 2倍 か それ以上 の
お値段 だと は 個人的に 思います。
何が 言いたいかと 申します と!
ワタクシ には とても とても!
手が 出せません~~ …
比較的 お手頃価格な ミニチュア 版
も ございます。
それでも、一番 小さなもの でも
…5000円…!
高額な 医療費 と、自らの 収入源もない
そして、何よりも 子育て の 只中 の
ワタクシ には、もう とてもとても…orz
実物を 眺め 図録 を 購入 出来た ので、
もう十分 です
(ただ、やはり 子供達 に 見せたかったな
とか、ね…)
*******
では。
気を 取り直し。
上巻 ラストシーン と
その 見所 の レポート に 参ります…!
⬇⬇⬇ こちらが、上巻のラストシーン
(国宝 伴大納言絵巻 冊子版図録 より)
少し 引いて 見てみましょう
⬇⬇⬇
一番 下の 段ですね。(同 冊子版図録 より)
まず ワタクシ達(ご同行頂いた相棒さま)
の 目を ひいたのは、
「おかみ」(帝/天皇) の お顔の 描きかた
やはり、中国(この時代は…唐か?←唐です。)の皇帝風のお顔に似せて 描くのかしら?
と いうこと!
他の 人物 と の 描き分け、については
前回 迄の レポート でも 触れましたが、
やはり、こうした ところ ひとつ を
取り上げても、
「一見 して それと わかる」
ように 描かれた
つまり、「教養本」として
機能 して いた の だなぁ… と。
ことば に よる 「語り」が なくとも
この 描かれた リアルさ で、
お話 の 内容が まるで
その 場に いる かの ような
臨場感 を もって 伝わってくる…!
最初の 回でも 申し上げましたが、
この シーンを以て、
上巻 は 終わる 訳です。
読者(鑑賞者)は さぞかし
「あぁ…!早く この 続きが 見たい…!」
という 思いに 駆られたこと でしょう…!
恐るべし、やまと絵…!
恐るべし、日本の文化、精神、その技術…!
「流石 国宝~~」
など と、軽々に 申し上げるに 憚れる
脈々と した その歴史の 重味を
改めて 目と 肌 感覚
(触れていないのに、まるで この 手に
取って 眺めて いるかの ような 臨場感)
で、味わう ことが 出来た ひととき…
大満足、お腹いっぱい、
その 「美」(注1)を 堪能 出来ましたことを
改めまして、ここに 感謝申し上げ、
国宝 伴大納言絵巻 の レポートを
閉じさせて 頂きます。
ここまで 長々と お付き合い くださいました方、どうも ありがとうございます
(注1)ここでの「美」とは、「その歴史上の出来事を描こう」と真摯に取り組まれた制作者の方(々)、そしてそれを伝え遺しいまの世にまで繋げてくださいました方々、全ての皆さま方の、その心の美しさの顕れに対する、感嘆と謝意を込めたものであります。
決して「応天門の変」という政変を支持?するものではございません、念のため
*終わりに*
次回以降の予告
「美の祝典」展@出光美術館 での
他の 作品、そして、
お楽しみの ミュージアムショップ の
ご紹介、更には、
この日のステキなランチなどなど、
追々アップさせて頂きたい、と存じます。