手術は的確にスピーディーに進んでいるようだ

周囲の声は私に確実に届いている。

病名は・・・心筋梗塞だ・・・医師がそう言っていた。

 

医師 「これだったら、大丈夫じゃね・・・」と聞こえてきた

うん!!  「大丈夫じゃね」  どういうことだ?

血管は詰まってないという事か・・・

 

それからどのくらい経っただろう・・・10分ぐらいか?

 

医師 「右側の血管が99%、詰まってました」・・・だって・・・

なんだそれ??? 信頼が薄らいでゆく

 

心筋梗塞・・・そう、思い出した。

今から30年ぐらい昔のことだ。

 

そのころ私は、池袋に友人が多く、暇なときは

毎夜、麻雀かクラブに友人と通っていた。

 

この辺の事情は池袋のクラブのオーナー、自称、池袋の裕次郎

・・・この男が詐欺師に騙された「騙されちった」だったか

題名は調べないと分からないが、皆様が腹を抱えて

笑い転げた、実話のストーリー に詳しく書いてある。 

 

この当時の友人で、kさんという男が心筋梗塞で倒れた。

kさんの内縁の妻からの情報によると、病院に搬送されている間に

心臓が二度止まり、危なかったということだった。

 

それで、kさんの同級生のAさんと二人で見舞いに行った。

池袋で倒れたのに病院は埼玉のはずれにある病院だ。

 

事情をkさんに聴くと、東京では受け入れてくれる病院が

無かったので埼玉まで運ばれたのだが

東京の救急車は県境までしか運んでくれず

埼玉へ入ってからは埼玉の救急車に乗り換えたそうだ。

そんなこんなしていたので、心臓が二度止まったんだそうだ。

 

心臓の血管は二本がダメで、太ももから血管を移植したと

言っていた。

 

それで、話はこれからなんだ。

私は30代後半で、目の上に高脂血症(コレステロールが高い)が出来たり

夜中、息が苦しくて、30分から1時間ほど眠れなかったことが

二月に一度くらい起こっていた。

煙草を日に60本ほど吸っていたので、その所為かと

煙草を控えるとその症状は治まっていた。

 

で、私はそのことをkさんに伝えたら

kさん 「あ、速水ちゃん、それ俺の3年前だわ」と言った。

私はその帰りに煙草を捨てた。

 

その事を思い出したのだ。

そうだあの頃から私は、死ぬとしたら心筋梗塞だな

と思っていたのだ。

それがこの所の「胃穿孔」だとか「胆管がん」だとかで

忘れていた・・・・・・そう俺は心筋梗塞体質なのだびっくり爆  笑

 

                                  つづく