YouTubeを見ていたら、土曜ワイド劇場「終着駅殺人事件」という動画が

挙がっていた。

この作品は西村京太郎のトラベルミステリーで推理作家協会賞を取った

作品で、何度もテレビドラマ化されている。

 

私はその第一回目に出演している。

作品年度とかは書かれていなかってのでクリックしてみると

それは1981年に放送された第一回で、私も出演しているドラマだ。

 

この作品は青森の高校で同じ新聞部に居た仲良し7人組が

東京に集団就職、進学で離ればなれになる前に

7年後故郷の青森で再会しようという所から話が始まる。

 

つまりこの7人が上野駅で再会するところから一人ひとり

殺されてゆくのだ。

 

この7人の配役は風間杜夫・火野正平・風吹ジュン・中島久幸等

がキャスティングされ、私は捜査する方の警視庁刑事だ。

主役の亀田刑事は愛川欽也さん。

 

私は40年振りにこのドラマを最後まで見てしまった。

自分が出演していて褒めるのもなんだが・・・面白かった。

 

この作品で思い出すのは台本の台詞の中で「上野駅は東北の一部だ」という

台詞が出てくることだ。

私にはこのセリフが強烈に心に引っかかった。

それで私はこのセリフの実感を掴むため

作品が始まる前に、上野駅の17番18番ホームのベンチに

一日座って、東北へ帰る人、また東北からやってくる人を眺めていた。

 

その時、私は上野に東北を見た。

そのホームは上野のどのホームとも違う、異質のホームだった。

 

ドラマの中では、そのセリフを亀田刑事こと愛川さんと十津川警視の会話の中で

表現している(とても良いシーンです)

 

まぁまぁ、そんなんで、秋の夜長をYouTubeで過ごしている私でしたグラサン