無事、東北久慈の公演を終了し家に帰ってきた。
19日の8時に東京駅を出発し
22日の20時30分、家にたどり着いた。
 
そして22時にはベッドに倒れこみ、泥のように眠りこみ6時に猫に起こされた。
今、23日の早朝、7時にこのブログを書いている。
 
濃厚で感動の4日間だった。
 
この東北の公演は、費用、その他のことも含め
実現不可能と思われていたのだが
どうしても東北の皆様に仮面ライダーたちを逢わせたいという
強い強い想いが多くの困難を乗り越えて実現した。
 
一ノ関の菅原先生、久慈警察の千葉さん、博多のゆうかさん、熊本の村枝さん、
それにいつもは司会と様々な芝居をしてくれる関さん、今回は出演できないので、怪人の声など
そちらの方を全部担当してもらった。
ここに書き出したらきりがないほど多くの人たちがボランティアで参加してくれ
久慈公演を支えてくれた。
 
せっかくボランティアで参加してくれているのに
殺陣師の岡田に・・・「バカヤロウ~~」「ボケッ」「突っ立ってんじゃねえ~~!!」などなど
怒鳴り散らされていた病院、警察の皆さま・・・・・・この場を借りまして、岡田の代わりにお詫び申し上げます。
 
しかし、あれほどの悪口雑言を吐きながら、皆様に愛される岡田という男は何でしょう・・・?
謙虚で温厚な東北の皆様にとっては、見たことのない変わった人類だったでしょうが
大野剣友会というのは殆どがあんな輩なのです。
 
ですから日本一のスーツアクター、久慈の生んだヒーロー、中屋敷鉄也という人は
荒くれどもの大野剣友会の中で、唯一、東北人の謙虚と優しさを兼ね備えたスーツアクターだったのです。
 
少し話がとび気味ですね・・・・・・
では、そもそもからお話しましょう。
 
私はこの企画に最初から参加しておりました。
菅原先生に企画書を作成してもらい
実現できるもの、困難なものなどを振り分け、台本にしたのですが
私は最初から今回の主役は中屋敷さんだと思っていました。
 
ライダーファンから絶賛されている中屋敷さんも
実は地元の久慈ではその存在を知る人は少なく
中屋敷さんも謙虚な人ですから、ことさらに地元の人たちに
自分をアピールするようなことはしていませんでしたので
中屋敷さんの御兄弟、親戚の人たちも、ライダーでの中屋敷さんの活躍を
多くは知りませんでした。
 
菅原先生の方から中屋敷さんに出演のオファーをしてもらうと
中屋敷さんは・・・「お気持ちは大変ありがたいが、果たしてアクションが出来るかどうか、私も60の半ばを越えていますので・・・大丈夫かな~~」という返事でした。
 
しかしこれは中屋敷さんが居なければ実現しない企画なので、なんとか承諾してもらい
久慈に来ていただきました。
 
19日、私たちは新幹線を一ノ関で降り、菅原先生や九州から前日入りしているアマゾンの岡崎さんや
ゆうかさんと合流し、車三台で200キロ先の久慈市に向かう。
 
会場のアンバーホールに着いたのはお昼の1時ぐらいだったろうか
昼の弁当を大急ぎで食べ、リハーサルを開始しなければならない。
いつの通り、ぶっつけ本番だ。
今回は前日にリハーサルが出来るのでいつもよりはましなのだが
会場がなんとも芝居やコンサートに向いてない造りなので
照明、音響、スクリーンの合わせが何時間掛かるか分からない。
それに5時からは、三陸鉄道お座敷列車の懇親会で
ライダーたちは全員そっちに行ってしまう。
 
遅くとも4時半までには通し稽古が出来るようにしなければならないが
さてどうなることか・・・・・・
 
稽古が始まった・・・最初の芝居場だ。
会場の装置が大げさなので、今回は機材(照明・音響)のプロを頼んだのだが
この人たちは青森の人だったか(記憶が不鮮明です間違っていたらごめんなさい)
普段そんなに芝居とかコンサートの経験の少ない人だったので
なかなか上手くいかない・・・・・・普通東京から来る唄い手や芝居の場合、東京からスタッフ込みで来るのだ。
 
そして中屋敷さんの立ち回り、これは中屋敷さんの要望で、東京、仙台からプロの絡みの人を頼んだ。
この人たちは20日当日の入りなので、中屋敷さんの殺陣の部分は稽古できない。
 
タイムリミットの4時半は刻々と近づいて来る。
今回は私が演出も担当しているので、イライラが溜まって来る。
博多と同じだ・・・これで本番大丈夫か???
特に今回は照明と音響だ。
 
届いて居るはずの音源が無い!!!
DVDに収録されている声がそのままでは使えない!!
一度パソコンに入れないと使えない・・・それに台詞や効果音の順番がぐちゃぐちゃだ
 
問題がほとんど解決しないままタイムリミットになってしまった~~~
お座敷列車にファンたちが待っている。
 
岡田が云った・・・「速水ちゃん~~後は俺にまかせて~~~全部ちゃんとやっておくから~~にひひ
           いってらっしゃ~~~い」だと・・・・・・・・・・
 
「大丈夫かなあいつ?????」・・・・・・・私は若干どころでは無い不安を胸に抱え、お座敷列車に向かった。
 
フゥ~~~~
この続きは長引かせません。
次回で完結させます・・・・・・・・博多が終わっていない~~~~