2号ライダーの目線が・・・宙をさまよい
言葉が、ワンフレーズごとに止まり・・・話の筋道が全くばらばらになり
舌を噛み千切ってしまうのではないかと思うほど呂律が回らない・・・
 
「おまえ、何云ってんだかワカンネェんだよ!!」と、これまた泥酔した殺陣師の岡田が騒ぐ
2号 「おまえ!!こらゴリラ!!おまえ誰に向かって『おまえ』と云ってんだ!!」
岡田 「おまえ~~~剛くん~~」
2号 「こらおまえ!!年下くせにしやがってんm、。・。・¥~~~おかだ!!このやろう!!」
 
真夜中?? いやそろそろ夜明けを迎える
いつものバッタもんでの風景だ。
私もライダーファンのお客たちも、誰も相手にしない。
 
アァ~~アッ・・・今日は平山先生を偲ぶ会に出たら、バッタもんへは寄らず帰ろうと思っていたが
家にたどり着いたのは午前4時を過ぎていた。
 
 
さて・・・何故にタイトルに柔道一直線と付けたのか・・・それはそれは・・・最後の楽しみ、乞うご期待にひひ
 
で、肝心の平山先生を偲ぶ会だが、これはライダーファンが知ったら、気絶するほど凄いことが起きた!!
これも・・・まだまだ後のお楽しみにひひ
 
最初から話そう
 
偲ぶ会は6時半からの開会で、私は15分前ぐらいに会場の学士会館へ着いた。
二階の会場に向かい私は吃驚した。
もうすでに階段には多くの一般来場者が列をなして待っている。
 
私はその列を横目に見ながら、俳優の記帳のテーブルで名前を書き会場の中に入った。
多分、多くの人たちがおみえになるとは思っていたが、すでにホールの中は満杯状態だ!!
 
何百人居るのだろう?
これは後で聞いたのだが、関係者だけで300人以上、入れないほどの一般のファンを入れたら
有に500人は超えていたろう。
平山先生の残されたものの大きさを肌で感じる。
 
昭和のライダーも、1号・2号・V3・X・アマゾン・スーパー1・・・みんな来ている。
スカイライダーの村上君は、平山先生の葬儀の時、お別れに来ていた。
それに柔道一直線の桜木健一さん・吉沢京子さん・イナズマンの伴さん・・・数え上げたら切りがない。
平山先生が生み出した昭和のヒーローたちだ。
 
会場正面のスクリーンに平山先生のプロデュースした作品群が映される。
悪魔くん・仮面の忍者赤影・ジャイアントロボ・・・懐かしさに会場から思わず声が上がる。
 
映像はまだまだ続く・・・柔道一直線・・・そして仮面ライダー!!!一号が改造されるシーンだ。
場内から歓声がわく!!
そして伝説になっているあのシーン・・・実は私も初めて見た!!
そう、V3の、あの火葬場の煙突のシーンだ
会場の歓声はいままでで一番大きく鳴り響いた・・・・・・高い!!話では聞いてたが予想を超える高さだ!!
火葬場の煙突の頂上で「トウッ!!」と飛び上がったV3は中屋敷の鉄っちゃん
仮面を持って一緒に登ったのは中村文弥さんで、彼は中屋敷に仮面をかぶせた後
映ってはいけないので、火葬場の煙突の中に身を隠した!!!
どんな状態か、みなさん想像してください。
 
本当に命知らずの若者たちが、仮面ライダーを作った。
 
そして2号ライダーの最初の変身がスクリーンに登場し、画面は今は亡き、ストロンガーの
七人ライダー勢揃いに・・・懐かしい・・・我々ライダーも会場の人たちも画面にくぎ付けになった。
 
やっぱり仮面ライダーが群を抜いているなぁ~~・・・・・・これは私の独り言・・・
 
画面は変わり、キカイダー・ロボコン・ゴレンジャー・ズバット・・・・平山先生の残された作品が
次々に映し出される。
 
凄い作品群だ・・・あらためて先生の創りだした物語に敬意を表する。
 
場内の興奮覚めやらないうちに、平山先生と親交の深かった人たちがマイクの前に立つ
ライダーからは、藤岡さんと宮内さんが代表してご挨拶だ。
二人とも前日から考えに考えたのだろう
実にライダーらしく、見事なスピーチ・パフォーマンスを披露してくれた。
 
そして平山先生を偲ぶ会は、ある種の熱気と興奮の中に進んで行き
ひと先ず一般の来場者はご退場をいただき、関係者だけになった。
といっても、相当、ファンも紛れ込んでいたが!!
 
会も終わりに近づき、ライダー最後のスーパー1のスピーチになった時だ
そのとき、それは起こったのだ!!
 
最初、ファンの求めに応じて、1号とV3が握手をして写真に納まった。
そこに2号ライダーが加わった・そしてスピーチに呼ばれているスーパー1が加わり
それを見ていた私が入り、遠くの方に居たアマゾンをV3や私が大声で呼び
そして・・・なんと・・・6人の肩を組んだ写真撮影会になった。
 
私もこの光景に吃驚したが、それ以上に狂喜乱舞したのは周りの人たちだった。
みんな我先にとスマホ・携帯・写真機で、多分、二度と撮れないこのショットを
ガガガ!!!ワッワッワッ!!!ウソウソウソ!!と撮りまくっていた。
 
多分、ネットやフェースブック?ツイッター?・・・大変なことになっていたのだろうと想像する。
 
で・・・話はこれで終わらない・・・この後のバッタもんがあるのだ・・・
 
あぁ~~~疲れた~~~そんなわけで・・・続きは次回以降と云うことで・・・・さようなら