橋下氏の発言、例えば君の指摘した「くそ教育委員会」という台詞だが
これは彼一流の挑発だ。
言葉にとらわれない方がよい。
言葉の裏に橋下氏の用意周到な計算が隠されている。
橋下氏の戦い方は実に見事、としか言いようがない。
それから橋下氏のことは私に聞くより自分で調べなさい。
大阪市の歴代の市長が何をしてきたのか
また、歴代の府知事が何をしてきたのか
それが解れば、今橋下氏のしていることがどんなに勇気ある事か判る筈です。
 
それからクリスマスの想い出だが
そのことはどこかに書いた筈だ。
暇があったら探してみてくれ、中学時代のクリスマスだ。
 
さてラスベガスのつづきだ!
 
サウナの熱風を浴びているようなおとぎの国の夜空も不思議なことに
刻一刻涼しくなってきた。
そうだ!
昔、西部劇でこんな場面をよく見た。
昼間は地獄の様な暑さが、夜になると焚火を当たるほどの寒さになる
それが西部の砂漠なのだ。
 
我々はまた元気が出て来て、サーカス・サーカス…それからあとは忘れたが
二、三のホテルのカジノに入り、その規模と呆れるほどの派手さに
アメリカ人の真骨頂を見る想いがした。
底なしのエンターテイメント……世界の人々がそのアメリカに憧れてしまう。
 
ラスベガスはカジノで客のふところを空にする
したがって宿泊費、食事は比較的安い。
 
Aが「腹が減った! ステーキ!ステーキ!」と騒いでいる。
我々はフラミンゴホテルに戻り、一番高いと思えるレストランに入り
「ステーキ! ステーキ!」とオーダーをした。
「焼き方は?」とウエーターが聞いてくる
私は「ミディアム」Aたち親子は「レアー」と注文した。
 
ホテルの高級レストランで、最上の肉を食う!
最高の気分だ
ステーキがAのところに運ばれた。
Aは「お先」と云って肉にナイフを入れた。
 
あれ? とAがつぶやき…「これ速水ちゃんの肉じゃない? しっかり火が通ってるよ」云った。
見るとミディアムというよりは、殆ど芯まで焼けている。
「そうだね、それ俺のだ」と私はその肉を引き取った。
 
他の肉も直ぐに出てきたのだが、肉にナイフを入れると全部しっかり火が通っている。
「なんだこれ? レアーじゃないじゃんか」とAがウエーターを呼び
「レアー、レアー」と文句を言った。
するとウエーター、これがレアーだと当たり前のように云い放った。
 
私たちは三日に渡り、他のホテルのレストランで「レアー」とステーキを注文し
出てきたのは全部同じ焼き方のステーキ、それに味まで一緒……
まったく! アメリカ人の味覚はどうなってんだ!
ラスベガスの一流ホテルでこんな大味なステーキを食わされるとは……
三日目、さすがにAが頭にきて、レアーの焼き方を多少英語の出来る息子に通訳させ
注文をつけたら、ほとんど生の肉が出てきた。
Aは「おれはライオンか!」と顔を真っ赤にして怒っていた。
 
                                                                 つづく