masaくん、爆笑だ・・・(^_-)-☆
 
今私がブログに書いていること、これをエッセイみたいなものとしたら
エッセイというのは可也筆者の性格が出てきてしまうもので
ある程度、書き手が分かってくる。
 
村上春樹の「1Q84」を読まなくてはいけないと、やたら自分にせっつかれて・・・
何故かといえば、「ノルウェーの森」をたかだか十数ページ読んだだけで、おそろしく腹が立って
本を放り投げてしまった私としては、例え村上春樹の本がどんなに売れていようと
まったく触手が動かない私なのだが、こっちも本を書き出した手前、何故村上氏の本が売れるのか
研究しなくてはいけない。
 
で、こういう場合は、著者の書いたものの中で、エッセイから入っていくと少し取っ付けるようになる。
そう云う訳で、村上氏のエッセイの様な物を三冊ほど読んで、「成る程、こういう奴か」と少し自分を
慣れさせて、それから他の小説も三、四冊読んでから「1Q84」を読んだ。
で・・・どうだ? と聞かれれば、エッセイから入ったので途中で投げ出さなかったというだけのことだ。
詳しく分析しろと言われればやってもよいのだが・・・一言でもいい表すことが出来るので
「目くらましの上手い作家・・・・・・」とだけ云っておこう。
 
今日、このことを書いたのは村上氏の事が言いたくて書いているのではない。
実は「新宿鮫」を書いた大沢在昌氏のことだ。
 
私は「ハードボイルド」とか、「密室のトリック」とか銘打った小説を見るとそれだけで毛嫌いしてしまい
北方謙三とか生島治郎とか、エラリークインなどなど、その手の本は一冊も読んでいなかった。
 
今回、警察関係の本を多数読まなくてはいけなかったので、その中に「新宿鮫」があったのだ。
映画やTVドラマで「新宿鮫」は映像化されていたのは知っていたが、観てはいない。
従って内容も知らなかったのだが・・・これが結構面白い。
 
特に直木賞を取った「新宿鮫・無間人形」よりも「新宿鮫・風化水脈」が非常に面白かった。
 
で、今度は村上氏の逆パターンで、大沢在昌氏のエッセイを読んでみた。
読んでみたが・・・さっきまで二冊・・・これがつまんない・・・・・・(~_~;)
う~~ん・・・こういうこともある。
 
私の好きな松本清張もエッセイは本音が欠けていて期待はずれ・・・(自叙伝・半生の記)だけは違ったが。
 
大沢氏のエッセイは、単なるスケベ爺のお遊び日記風になっていて
ハードボイルドとはえらい違いだ。
大沢氏のエッセイ集は、二度と読まないことにしよう。
 
私のこのブログも、大沢氏の轍を踏んでしまっているのではないだろうか・・・(~_~;)
そんなことが、とても気になる秋の夜長・・・・・・いや、もう朝だった・・・・・・
 
                                                              つづく