そうか! いまだに柔道部はあの憎っくき、おぞましいインキンに汚染されているのか\(◎o◎)/!
よし! 俺のあみだした必殺技、「必殺インキン!ライダーキック」をお見せしようヽ(^o^)丿
 
私は救急箱に常備されているヨードチンキを取り出し、用意されている小さな刷毛で
股ぐらのなるべくチンチンから離れている患部をそ~~とひと塗りしてみた・・・・・・・
 
「ぎゃゃゃゃゃぁぁぁ!!!!」 俺は思わず叫んでしまった。
その痛さは半端じゃないのだ(@_@;)
ヨーチンは何度も体験していたが、その痛さと痛みの質が違う
私は思わずヨーチンを左手に持っているのも忘れて、太ももを両手で思い切り握り締めた
どこかを思い切り掴んでいないとこの痛さは耐えられない・・・・・・
 
バカ後輩二人は、何事かと、団扇を扇ぐのも忘れて、俺の股間を見詰めていやがる!
「バカヤロウ! 速くあおげ!!」俺は後輩を怒鳴りつけた!
 
「ばかやろう~~! もっと速く! 両手であおげ!!」
 
後輩達は必死に・・・笑いを堪えながら・・・・・・扇いでいる・・・・・・
普段恐い先輩のぶざまな姿が余程可笑しかったのだろう
体を震わせながら、笑いを堪えていやがる・・・・・・(-_-;)
 
しかし私に怒る余裕はない、痛さを通り越して、痺れているのだ・・・・・・
この痛みから逃れるのは、ヨーチンを早く乾燥させるしか方法が無い・・・・・・
 
数十秒後・・・私はやっと呼吸が出来た。
痛くて息を吸うことも出来なかったのだ・・・・・・
暫しの沈黙が流れる・・・・・・
後輩も先輩はこれからどうしようと思っているのか、判断がつかないのだ。
 
何故かと言えば、いま私がヨーチンを塗った部分は、全体のインキン分布からみれば
まだその百分の一にヨーチンを塗っただけなのだ・・・・・・(~_~;)
それも比較的、具合の良さそうな患部に塗ったのだ・・・・・・本当に酷い患部はそんなところではないのだ。
 
私も一瞬考えてしまった・・・・・・この先をやるべきか、それとも撤退するか・・・・・・
しかし私は考えた・・・・・・「撤退!」などという文字は私の人生には無いのだ。
「やるっきゃない!」・・・そして私は二塗り目を、「扇げ!」と叫びながら実行に移した\(◎o◎)/!
 
                                                              つづく