まったく…炎天下、帽子も被らないで、ろくな睡眠もとらず
磯に張り付いていた所為だろう、体力の弱っているところに傷んでいるドラ焼きを
食べて、当たってしまったのだ。

水分を取れば吐いてしまうし、身をよじるような腹痛の中つらつら反省をしながら
あっ!!と気が付いた……夏だ! 夏はヤバかったのだ……思い出した…(~_~;)

私の愛読書、「徳川家康」にこんな記述があった。

家康と天海の会話だ。
詳細に覚えているわけではないが、秀吉が朝鮮出兵に失敗し、尚且つ身内の死がつづき
秀吉の強運が尽きようとしているときだ。

天海 「人間と言うは、運が冬に向かって来ると、しきりに心の騒ぐもの
    それを悟ってじっと平静を保てばよし、さもないと、大き不運を掴みとりまする。
    十二年のうちの二年…十二ヶ月のうちの二ヶ月……必ず冬が巡ってきまする
    かの太公望も、それを悟り、力を養っていたのです。
    運が冬に向かう時、それを悟らなければなりません」

確か要約するとこんな内容だ。本文はもっともっと長いのだが……

で…この箇所を昔読んでいたとき、ハッ!と思ったのだ。
私の冬の時期は一年のうち、どこだろうと……

それで、自分のこれまでの人生を(二十数年だが)振り返ってみると
日本脳炎から首の骨が曲がってしまったことなど、とんでもなくヤバいことは
夏に起こっていることに気が付いた…\(◎o◎)/!

それでここ数年、夏の七、八月は意識的に注意していたのだ。
注意してから数年、何も無かったので、すっかり忘れていた。
今は八月なのだ……

油断だ……七、八月は静かにしていなければいけなかったのだ……(~_~;)

                                           つづく