そうか… midgardくんは観てしまったか…(~_~;)

あの陽水の歌は、衣装合わせのとき、なにげにこんな曲が合うのではないかと
監督に提案したら、「それを歌ってくれ」ということになり
焦ってカラオケに行って練習したが、あの有様だ…ハジカシイ……

監督の天野さんはこのブログでも紹介した、特捜海外ロケのときの監督だ。
普段、アクションばっかり撮っているので、何故か監督が入れ込んでいて
ああ~、天野監督は恋愛ドラマが撮りたいのかと、推察できた。
そういえば……成田の税関で捕まって、悔しそうな顔で出てきた監督は…天野さんだった(^_-)-☆


本題に入ろう……

この作品の完成試写を観たのはそれから数ヵ月後だ。
確か、新宿の映画館を借り切って試写会をやったと記憶している。
その後、打ち上げパーテーになり、それから新宿のあきらの出演している
クラブで二次会となったのだが……それは千葉さん以下、興奮に包まれ
作品の出来を評価している。

観た人は分かると思うが、素晴らしい作品に仕上がっていた。
あれだけ、不信をつのらせた千葉さんだって、なんとかっこ良く映っていることか……

私や清水、その外、斉藤光正派の俳優達は、光正さんの近くに居た……
すると光正さん…「俺の悪口を云った奴は全部知っている…二度と使わネェ!!」と
迫力のある顔でつぶやいた……

しかし、評価とは凄いものだ。
あれほど悪口を言っていた京都のスタッフが、作品を見た後、「斉藤光正は凄い」ということになり
その評判が、京都東映にあっという間に広がり、光正さんは京都東映のメイン監督になってゆく

あの、世界の黒澤でも、京都東映の陰湿な苛めに遭い、ノイローゼになってしまったのに
光正さんは、京都へ行ってもなんら変わることなく、あのだみ声で…好きなように
京都のスタッフ、役者を煙にまいている……凄い人だ……

だが、それは撮影終了後の話で…原ノ町は嵐の真っ最中だ……つづく