わたしが新宿の大きな劇場に出演した時のことだ。
座長は歌手だが、共演者になんとわたしの映画初出演した時の主役Sさんが出演することになった。

このブログの始めの方にその事は詳しく書いてあるから、それが誰であるか直ぐ分かるだろうが
このSさんがわたしの事を気に入ってくれて、自分の出番が終わると真っ直ぐわたしの楽屋に来て
自分の楽屋のようにくつろいでくれていたのだが、わたしとしては一つだけ困ったことがあった。

実はこの公演が終わった直後にアメリカ、フロリダでゴルフ番組の収録が控えていた。

出演俳優は7,8人だったと記憶している。アメリカの女子プロと組んで撮影をするのだが、一日一人の出演で、自分の出番が終わったら後は帰るなり、最期までフロリダでゴルフをするなり、好きにしてくださいと云う事だった。

わたしは4番目の出演だったので、前の3日間はガラガラのゴルフ場で思い切りゴルフを楽しみ
撮影後はラスベガスへ飛んで思い切り博打をしようと決めていた。

それでだ、外国へ行っていつも後悔する事は、なんで英語が喋れないのだろう、次に来る時は
絶対喋れるように勉強しておこうと固く固く誓うのだが、日本に帰ると忘れてしまう。

で、今回の公演は芝居の後に歌もあり(むしろこっちがメインなのかもしれない)、昼夜公演の合間がかなり有るので、猛勉強をしようと、なんと「小林克也のアメリカ~ン」という英語教材を買い込み、本気で英会話をやるつもりでいたヽ(^o^)丿

しかし、S先輩が一日中わたしの楽屋に寝っころがっているので、アメリカ~ンは楽屋のほこりに埋もれてしまった・・・それ以降、アメリカ~ンは一度も開いていない・・・(>_<)

もしあのとき、S先輩がわたしのことをあんなに気に入ってくれなければ、英語が喋れるようになっていたかもしれない・・・後悔は・・・それだけ・・・いや、まだある・・・(~_~;)

この話、続きます~~\(◎o◎)/!