マスコミはある意味、私たちの知らない真実を暴き出してくれる便利な媒体だ。
それは、この仕事に携わっている人達に、真実を大衆に伝えたいと云う思いがあるからだ。

しかし、マスコミには必ずスポンサーが存在する。
これがなければ、マスコミは存在できない。勢い金を出すスポンサーに不利なことは目をつぶってしまうということが度々起きるわけだ。

商売でやっている以上、スポンサーに逆らうのはこの辺が限度だ。

では、マスコミに期待するのは諦めるのか、イヤそうではない。
スポンサーが一番恐いのは、一般大衆だ。

自社の製品に不都合や隠蔽が有った場合、ヘタすると倒産まで有り得ることを企業は良く知っている。
我々も、企業の社長達がTVで謝っている姿を日常風景のように見ているではないか。

世界のトヨタといえども、車を買ってくれる人が居なければ潰れる。
トヨタの会長がTV局に圧力を掛けてきたら、みんながトヨタの不買運動をすれば
トヨタの態度はいっぺんに変わる。
今回の派遣切りにしても、あからさまにキャノン製品を買わなければよいのだ。

マスコミを変え、世の中を変える力は、実は我々大衆にあるのです。

                                      速水