もっと突込みがあると思って「タイムマシンにお願い」を貼ったのだが・・・
反応が無いな(@_@;)

青年Y・折角貼ってくれたが見られないぞ。

Renさん間違っています。劣等感が人を偉大にするのです。



衝撃という言葉がある・・・肉体に何かの力が加えられるということか

「強烈な衝撃と共に体が空中に投げ出され、アスファルトのブツブツした表面が視に入った、
瞬間、目の前が真っ暗になり、気が付いた時は、病院のベッドの上で包帯にぐるぐる巻き
にされていた・・・車に撥ねられたのだ」

心に衝撃を受けた・・・肉体に受けるのと同じぐらいの衝撃を心に受けるということだ。

頭が真っ白になる・体が震えてくる・何か分からず涙が溢れる。
理屈ではなく、感性で衝撃を受け止めたのだ。
これが、自分の人生を変えてしまうようなことが有る。

前述したが、在日朝鮮人の作家、梁石日氏の本を、「シネマ・シネマ・シネマ」「夜を賭けて」
「修羅を生きる」「終わりなき始まり・上・下巻」たてつづけに読んでみた。

強烈な人生体験の最中、梁氏は40歳を過ぎて、たまたま立ち寄った古本屋でヘンリーミラーの
「南回帰線」という本と出合う。
雷に打たれたような衝撃と共に、梁氏は思ってもみなかった作家という道を歩み始める。
まさに人生を変えた一冊なのだ。

これは梁氏の場合だが、同じような体験をした人はそれぞれに居ると思う。
衝撃の対象が、梁氏の場合は本だが、それが人であったり、音楽、映画だったり、様々だろう。

私の場合は、本業で言えば、マーロン・ブランドとロバート・デ・ニーロだ。
この衝撃は言葉では言い尽くせない。
彼らを見たとき、私は映画館の椅子から立てなくなってしまった、映画はとっくに終わったのに。

なんで私がこんな事を書いているかというと、エルビス飛鳥が本物のプレスリーを貼ったからだ。

プレスリーは私の年代からすると早すぎるのだ、プレスリーデビューの頃、私たち団塊の世代は
まだ子供で、本物の良さは判らなかった。

我々の世代にドンピシャのアーティストはビートルズだ。
この衝撃は今だハッキリ心に焼きついている。とんでもない衝撃だった\(◎o◎)/!

このビートルズに衝撃を与えたのがエルヴィス・プレスリー。
私がプレスリーの凄さに気がつくのは、1970年・エルヴィス・オン・ステージが封切りされた時だ
有楽町でこの映画を見た私は、またそれこそ小便をチビルほどの衝撃を受けた。

その後、同じような衝撃を受けたアーティストが矢沢永吉だ。
矢沢のキャロル時代のことを私は知らない。その後ソロデビューしたことも知らない。
矢沢と云うミュージシャンが居ることは知っていた。その程度のことだった。

戦国自衛隊の撮影当時、多くのミュージシャンがこの作品に参加していた。
鈴木ヒロミツ・にしきのあきら・高橋研・この辺はいつも撮影現場つるんでいた。

ある日、鈴木ヒロミツが福島県の撮影現場にソニーのウォークマンを持ってきた。
ウォークマンが発売されて直ぐの時だった。

ヒロミツ「これ聴いた!ウォークマン、すげえよっ!すげえよっ」と云ってみんなに聞かせた。

ミュージシャンたちもそれぞれウォークマンを聴き、「これイケんジャン!」とかいって
聴いていた。
ひとしきり、ミュージシャンが聴いた後、俺にも聞かせろといって私も試した。

私が聴いた時に入っていたカセットテープが矢沢のライブテープだった。
私は、ヘッドホーン越しに入って来るその声にぶっ飛んでしまった。

この心臓に突き刺さってくるサウンドは何だ\(◎o◎)/!
この歌い手は誰だ\(◎o◎)/! 衝撃だった。ビートルズ以来の衝撃だ!
日本にこんなミュージシャンが居たとは本当に吃驚した。

周りのみんなにその事を伝えると、思い切り笑われた「矢沢、知らないの、速水ちゃん遅れてるよ」

それから私は矢沢を聴くために、高いステレオまで買ってしまった(^^♪
ミュージシャン達は遅れている私のために、伝説の日比谷ライブをわざわざレコードからカセットテープにおこして私にプレゼントしてくれた。

矢沢氏と私は昭和24年生まれの同い年。
プレスリーに衝撃を受けたのがビートルズ。ビートルズに衝撃を受けたのが矢沢永吉。
そしてその矢沢に私が衝撃を受けた。

偉大なミュージシャンには共通した何かが、受け継がれているのだろうか(^_-)-☆

                                        速水