淫靡な路地は、ガードしたの灯かりと、女たちの後ろのアパートだか倉庫だか分からない
汚い建物の灯かりで彼女達の姿も顔もよく見える
それに彼女達と私の距離は2,3メートルしかない・・・

彼女達は縁日の夜店で、たこ焼きを買うため並んでいるような、そんなリラックスした
風情で、ガムを噛んだり、たばこをふかしたり、隣の女と話しをしている・・・

しかし、身に付けている物はかなり過激だ、胸はこれ見よがしに谷間を見せ
下半身は、水着のパンツをはいているような女も居る・・・

暗闇に白く長い足が怪しく浮かび上がる。超ミニスカート、下着までチラチラ見せている姿に
私の心臓は倍ぐらいのスピードで踊り始めた\(◎o◎)/!

その気持ちを見透かされたように、一人の女が羽織っている毛皮をチラッと
私の方に向かって開いた・・・!!
毛皮の下は、下着だけだ・・・・・・\(◎o◎)/!

あららら・・・心臓の鼓動がもっとスピードを増してきた・・・

いかん!気持ちを落ち着かせ、周りを見ると、歩いている男はほんの少し・・・
圧倒的に女ばかりだ・・・まだ20メートルも歩いていない、終点はまだまだ先だ(~_~;)

後ろを振り返る、あのアラブ人たちは元の場所で物欲しげに佇んでいる
多分、お金が無くて、交渉に行けないのだろう
パリはあの当時から外国人労働者がかなりの数いたのだ。

30年前、日本に外国人労働者の姿は殆ど見かけなかった
今の池袋北口など、通り過ぎる半分の人間が中国語を喋っている、そんな感じだ。

で、例のごとく引き返すことは出来ない・・・そのまま先へ進む・・・
いかん(T_T)/~~~観察しているつもりが、女達に観察されている・・・
その付近、俺しか歩いていない(>_<)

なんか私に声が掛かっている・・・からかっている様だ・・・何を言っているのか分からない!
私の顔が・・・下を向いたままになっている・・・足も凄く速くなっている\(◎o◎)/!

やばい!完全に劣勢だ!もうまともに女性達を見られなくなった・・・
私は、息も絶え絶えに路地を通り過ぎた・・・ハァァ~~~(^_^;)

私は呼吸を整え、今通ってきた路地を振り返った。

う~~ん、情けない・・・たかがこれしきのことで動揺するとは・・・

よしッ!!・・・もう一度挑戦だ!

私は大廻をして、また最初の、アラブ人がたむろしている高架下に戻った\(◎o◎)/!

                                        つづく