パリもローマもスペインもライトアップは見事にしている。

中世の建造物が闇の中に浮かび上がる情景、それは素晴らしい。

何年か前に京都に行った時、三千院の前だったかな?(違うかも)ライトアップしてあって
そこでライブ放送をしていた、九時までライトアップしてると聞いた、まあそれはいいのだが
門の前は観光化しており、大型バスの駐車場とかお土産やさんが並んでしまっている・・・

此れ見よがしの観光化は興ざめする、パリもローマもそんなものは無い

取材の仕事で全国の観光ホテルに随分取材に行った、社長が必ず言うのは集客の方法だ
観光客が外国に盗られ、年々お客が少なくなる、「何かいいアイデアないか」そう聞く

私は、外国の観光地の話をする、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ、
オーストラリアのケアンズなど98%の収入が観光収入だといっていた。

日本との決定的な差は、お客本位か、経営者本位かの違いだ
日本の観光地、行政、経営者、これは客のことなど考えていない
口先だけで「お客様に喜んでもらう為」と言っている
本当のサービスをしようなどと、誰も考えていない
外国にお客を取られる、それは当たり前のことだ。

たとえば一例を話すと、我々撮影隊は国内ロケの場合(殆どが観光地)一週間ほど滞在する
俳優はあさいちの出番もあれば、午後から、もしくは休みなど色々あるわけだ
だから出番の遅い場合、ゆっくり寝て居たいので、朝食なし、起こさないでくれと
頼んでおく、しかし\(◎o◎)/!

8時になるとおばさんがノックもせず、いきなり部屋に入って来る
「お布団たたみにきました!」
頼むよ!・・・フロントに云ってあるでしょう(*_*;

翌日もまた同じだ・・・何故こんなことになるか、パートのおばさんたちは何時までに
掃除を終わらせることと厳しく経営者に言われているわけだ、長くなれば
おばさんたちに払うバイト代が増える。

すべてが経営の効率を考えた上での客へのサービスだ、客は安らぎを求めて旅に出る
外国の観光地は心憎いほどお客の心を和まそう、楽しんでもらおうと考えています。

根本的なことからやり直さないと、観光立国などと夢の話だ。

日本の観光地でいえば、京都だけは違うと思いたい、また違うと思っている。

京都は世界遺産だ・・・俗っぽくなることだけは避けて欲しい

あの地に建造物を文化を遺した、いにしえの人々が泣いている・・・

                                        つづく