糞2021年の秋から通信制の学校(放送大学)で学んでみようと思った。
現在、5学期目。
卒業に必要な単位は124だが、すでに100の単位は修得できた。
よほどサボることがない限り卒業に必要な単位は修得できそうな感じだ。
学校名の通り、多くの単位はインターネット等の放送の授業を受けて修得する仕組みなのだが、面接授業で最低でも20の単位の修得の必要がある。
面接授業とは、教授さんから直接講義を受ける授業で、約2日間で90分のコマを8コマ受講するものだ。
そこで、他の受講生の方々とお会いすることになるのだが…
まず、ほとんどの人がまじめに授業を聞いている。
寝ている人や内職をしている人などは、まずお見掛けしない。
色んな世代の方がおられるが皆さん真剣だ。
こんな人たちと出会うとこちらも頑張ろうという気になる。
会社に入る前は、義務のような形で学校に行かされて就職に向けてのスキルとして勉強させられていた。
興味があろうがなかろうが、組まれたカリキュラムの中で受動的に押し付けられて、最低限の結果さえ得られれば、卒業という学びのカードに変わっていたのだ。
そんなものは、その後は身にはついていない。
本当の学ぶというのは、自分が興味を持ったもの扉を開けてを広げて楽しみを大きくしていくことではないだろうか?
例えば…
落語に興味があった人が「崇徳院」や「ちはやふる」の演目を聞いて、もっと和歌の世界を知りたいと思えば興味は広がる。
江戸の話を聞いて、当時の建築物を勉強するもよし。
古文を学ぶもよし。
韓流ドラマが好きな人が韓国語を学びたいと思うのもそうかもしれない。
私は、当初は心理学に興味をもって入学したのだが、家庭菜園を始めてから、植物の進化や細菌の発酵、食の安全なども合わせて受講してみた。
年を得て、自分の興味・関心を追求するのが学び直しなのかもしれない。
よくそんなことして(その年になって学びをはじめて)何になるのか、と問われることがある。
確かに表向きの損得で考えたら何の得もない。
今さら何らかの資格を取ってどこかに再就職するわけでもない。
でも…
そんなことではない。面白いから続けているのだと思う。
人生って知らないことだらけだから、学び続けなければならないのかもしれない。