トイレトレーニングが
なかなか思うように進まないというのは
多くのママさんが持つ
悩みの1つではないでしょうか。
我が家も、
というモットーを掲げて
マイペースで進めているものの、
息子が全然トイレに
行きたがらなくなってしまったり、
行っても全然成功しなかったりすると
このままで本当に大丈夫だろうかと
とても不安になります。
トイレトレーニングについて
気を揉んでいるのは、
日本のママさんだけでなく、
フランスのママさんも同じです。
フランソワーズ・ドルトーの
育児相談ラジオ番組の中で、
トイレトレーニングについての
興味深いエピソードがありましたので
ご紹介します。
(ドルトーって誰?と思われた方は
こちらの記事をご覧ください。)
*
5人の子供を持つ
あるフランス人ママさんは
トイレトレーニングの
一番良い方法を探すため
5人の子供たちにそれぞれ
違う方法でトレーニングを
してみました。
まず、一番上の長男には、
できるだけ早く済ませたいと思い
頻繁におまるを差し出し
出なければ叱り
嫌がったら叱り
おねしょをしたら叱りました。
1つ年下の2番目の子には
おまるを差し出すけれど
叱らないようにしてみました。
3番目の子には
おまるを差し出さないけど
叱りました。
4番目の子については
詳しくは述べられていませんが
また違った方法で取り組みました。
5番目の子にいたっては
全くおまるを差し出さず
自由にさせてみました。
その結果、
5人の子供たちは全員、
2年で昼間の、2年半で夜も、
トイレトレーニングが済んだそうです。
そして、このフランス人ママさんは
こんな結論にたどり着きました。
「是が非でも子供のトイトレを
済ませようと望むのはムダなことです」
多くのママたちを勇気づける
面白いエピソードを寄せてくれた
このママさんに感謝しつつ、
ドルトーは、
トイレトレーニングのポイントについて
次のように語りました。
《精神分析医が語るトイレトレーニングの3つのポイント》
1、トレーニングを始める時期が
早すぎてもうまくいかない
トイトレを始められる時期の
目安としては、
子供が家事用の脚立を
一人で登り下りして、
一番上まで登れるようになる頃
だいたい、
女の子なら1歳9ヶ月頃
男の子なら1歳11ヶ月頃
この頃になると、
神経システムができあがり
トイトレができるようのなるのだそうです。
2、子供のお尻にばかり
関心を向けないこと
この時期の子供は、
手、口、言葉、体全体などの
働きをどんどん発達させていきます。
トイトレのことにばかり
気をとられるのではなく
子供の成長を全体的に見ながら
その一環として
自然にトイレを子供の習慣に
組み込んでいけるように
導いていくことが大切なのだそうです。
特に、このフランス人ママさんが
長男にしたように、
トイレを無理強いしたり、
厳しく叱りつけたりすると、
おねしょの癖が
なかなか治らなかったり
動作の自由さや柔軟さに欠けた
人に成長する可能性もあるので
気をつけた方がいいそうです。
3、おまるはトイレ以外の
場所に置いてはいけない
便器はあくまで
トイレにあるもので、
トイレに行って
用を足すものだということを
子供にはきちんと
教えてあげる必要があり
楽だから、
失敗されるのが嫌だからといって、
決して、子供部屋や
食事をしたりする部屋に
おまるを置いて用を足しては
ならないのだそうです。
*
うちの息子ももうすぐ3歳
いつになったらオムツを卒業するのか
ヤキモキすることもありますが、
どんな方法であれ、
その子の成長の度合いに応じて
時が来れば必ずトイトレは
完了するんですよね。
それを再確認できただけでも
すごく励まされました。
周りには、
幼稚園入園までに
なんとかオムツを卒業させたい
それが子供のためだと思って
頑張るママさんもいますが、
ママが焦って、
イライラして、
子供に厳しく当たるのは、
それこそ子供のために
ならないことだと思います。
実際、幼稚園に入ってから
オムツが取れるお子さんも
たくさんいますしね。
ドルトーも言うように、
子供の体や心の成長のために
親がすることはたくさんあるのだから、
トイレのことにばかり
時間やエネルギーを
費やすのはもったいない。
これからも、トイトレは
根気強く続けていきつつ、
子供の全体的な成長にも
きちんと目を向けて
いきたいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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