赤ちゃん返りに対応するための4つの心構え | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

二人育児に奮闘しているママ、

二人目の子供を考えているママの

大きな関心事といえば、

 

上の子の「赤ちゃん返り」

ではないでしょうか。

 

 

我が家でも、

下の子が生まれる2ヶ月ほど前

 

ママのお腹が大きくなって、

赤ちゃんの存在感が増したせいか、

突然、息子の赤ちゃん返りが始まりました。

 

それまで、自分でスプーンを使って

上手にごはんを食べていたのに、

「ママ、食べさせて~」と言うようになり、

 

おむつ替えも、ハミガキも、遊ぶのも、

「パパはダメなの、ママにやってほしいの~」

と言うようになり、

 

常にママの後ろにくっついて来て、

少しでもママの姿が見えなくなると

大泣きすることもしばしば。

 

実際に下の子が生まれてからは、

甘えっぷりは多少落ち着いて、

機嫌が良いときは、

妹をすごくかわいがってくれるのですが、

 

疲れてきて自分が甘えたくなると、

「あやちゃんにおっぱいあげちゃダメ~」

と言って泣いたり、下の子を叩いたり。

 

最近は、下の子が自由に動き回って

お兄ちゃんの遊んでいるおもちゃに

ばかり手を出すものだから、

 

また違った意味で

ストレスが溜まっているようで、

 

ママがちょっと目を離している隙に

妹を転ばせて泣かせたり、

 

化粧品などの蓋をわざと開けて

与えたりするものですから、

もう冷や冷やです。

 

 

上の子の嫉妬や赤ちゃん返り

難しいと思うのは、

 

その子の性格や、

周りの状況などによって

表れ方が様々なので、

 

特効薬となるような対処法が

基本的にないということ。

 

それから、産前産後のママは

心身ともにあまり余裕がないので、

 

上の子の気持ちも、望ましい接し方も、

頭ではちゃんとわかっているものの、

 

なかなかその通りにできず、

イライラしてしまう、

というところではないでしょうか。

 

 

そこで、これも特効薬とは

いかないかもしれませんが、

 

ほんの少しでも悩めるママさんの

お役に立てればと思い、

 

先日こちらの記事で紹介した、

フランスの精神分析医

フランソワーズ・ドルトーが、

 

国営ラジオ放送の育児相談番組

「子供が登場するとき」の中で

 

上の子の嫉妬に対応するための

心構えについて語っている部分より、

 

4つのポイントについて

ご紹介したいと思います。

 

 

《赤ちゃん返りに対応するための4つの心構え》

 

1、先に生まれた子は

嫉妬を見せないといけない

 

赤ちゃんの誕生が近づいて来たり

実際に赤ちゃんが生まれると

 

パパ、ママはもちろん

祖父母や周りの大人たちの関心は

どうしても赤ちゃんに向きがちになります。

 

今まで自分だけに向いていた関心が

年下の子へと向いてしまったのを

初めて見るわけですから

上の子にとっては一大事です。

 

1歳半から4歳くらいまでの

子供について言えば、

 

ここで嫉妬を感じない方が

逆に心配だとドルトーは言います。

 

 

2、子供の行動には必ず理由がある

 

今まで普通にできていたことなのに、

急に嫌がったり、癇癪を起こしたり、

ママやって〜と甘えたり…

 

子供の気まぐれに、

ママとしては一体何が起こったのか

理解できなくなったりしますよね。

 

そんな時も、大人がわめいたり

悲劇に仕立てたりしないこと。

 

子供は自分が感じていることを

説明したいのに、

説明の仕方がわからないから

 

イヤイヤをしたり、

わめきたてたりするのです。

 

だから、大人は冷静に

「何か理由があるんだよね。

ママにはわからないけど、

よく考えてみましょう。」と言って、

 

子供のことを理解しようとする

ことが必要なのだそうです。

 

 

3、これから起こることを

きちんと説明しておく

 

もうすぐ赤ちゃんが生まれてくること、

 

ママは赤ちゃんのお世話をするけど

ちゃんと上の子のことを想っていること、

 

上の子が保育園に行くこと、

保育園ではどんな生活になって、

ママがいつ迎えに行くのかということ

などなど

 

人間は無意識の中で

ごく幼いうちからなんでも知っているので、

単純に、ありのままに話さなくては

ならないのだとドルトーは言います。

 

そして、もし上の子が

赤ちゃんなんていらないと言い出したら

 

「そうね。でもこの赤ちゃんは

あなたのためではないのよ。」

 

「赤ちゃんは、あなたに愛して

もらわなくてもいいんだよ。

あなたにパパとママがいるように、

赤ちゃんにもパパとママがいるからね。」

 

という感じで説明して

あげればいいのだそうです。

 

 

4、上の子をできるだけ

ママと赤ちゃんから離してあげる

 

それでも、上の子が

赤ちゃんを叩いたり

赤ちゃんに噛みついたり

乱暴な行動に出ることもあります。

 

そんな時に大切なのは、

親が不安になったり

うろたえたりしないこと。

 

上の子を頭ごなしに怒らずに、

わきに連れて行って

言葉で言い聞かせること。

 

そして、パパや祖父母などが

できるだけ上の子を連れ出して、

 

上の子の成長を支える言葉かけをしたり、

同じ年の子と遊ぶ機会を作ったりして、

 

嫉妬の反応から守ってあげることが

大切なのだそうです。

 

 

ママも人間ですし、

子供もまた人間ですから、

 

いくら正しいことを言われても

その通りにできなかったり

 

できたとしても、

子供が全然変わらなかったり

することはあると思います。

 

でも、それでいいんです。

 

専門家の言葉を1つのヒントとして、

ママとその子にとって一番良い関係を

探していけばいいのだと思います。

 

子供は必ず成長します。

ママだって子供と一緒に成長します。

 

「あの時は本当に大変だったね〜」と

笑って話せる日が必ず来ますので、

 

その日に向かって、

上手に息抜きをしながら、

一歩一歩進んでいきましょう。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

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