パリのトップデザイナーに学ぶ「子育てにおいて大切な2つのこと」 | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

フランスという国、

パリという街が大好きな人が集まる

フランスダイレクトスクールの新たなコミュニティ

 

「パリライフ・コレクション」が

いよいよ始まりました。

 

第1回目の映像配信は、

フランスのモードの最前線を行く

ファッションデザイナー

Stéphanie COUDERT

(ステファニー・クーデール)さんです。

 

ステファニーさんは、

ファッション界の登竜門とも言われる

数々の賞を受賞し、

 

2004年にはパリ・コレクション

にも登場するなど、

華やかな舞台を経験しつつも、

 

商業主義的な服作りを否定し、

特別な顧客に向けた1点もの、

オーダーメイドのみを提供するという、

独自の道を行くデザイナーです。

 

そんな彼女が、

ご自身のルーツや、現在の生活、

仕事に対する想いなどを語ってくださいました。

 

 

イラン・イラク戦争の真っただ中に、

その両方の国で過ごした幼年時代

 

彼女のデザインに大きな影響を与えた

バグダッドの砂漠で見たある神秘的な光景

 

彼女のコレクションの常連の色となっている

「オレンジ色」の秘密

 

などなど…

 

語り口はとても穏やかで

優しい印象を与えますが、

 

その瞳に宿る光や、

発せられる言葉の持つ圧倒的なパワーに、

一瞬にして引き込まれました。

 

彼女の言葉の中で印象的だったのは、

 

…de la plus belle robe

qui est complètement passée,

(時代遅れでも、

最高に美しいドレスであればいい。)

 

je cherche vraiment à trouver la couleur,

ce qui va mettre en valeur plus la personne

pour ce qu’elle aime, elle-même.

(その女性を最も輝かせる色を、

私は常に探したいと思っています。)

 

という言葉です。

 

常に最先端を追い求めるというのが、

ファッション界における常識ですが、

 

私は私

自分がやりたいこと、

正しいと思うことを

自信を持ってやっていく。

 

その信念が、

彼女を人として輝かせ、

また彼女の作る服を輝かせている

のではないかと感じました。

 

 

「私は私」

「1点ものに価値を見出す」

 

こういう姿勢って、

子育てをする上でも

すごく大切なことなのではないかと思うんです。

 

私自身、

子育てに関して悩んだり、焦りを感じたり、

何か心穏やかではない時というのは、

 

たいてい、

自分と他のママさんとを比べて

うまくできていなかったり、

 

育児書などに書いてある理想的な育児、

望ましい成長のステップと比べて、

現実が全然違っていたりする時

だったりします。

 

でも、一番大切なのは、

他でもない自分の子供に

どういう人に育ってほしいのか、

 

そして、そのために

自分はどういう子育てをしたいのか、

ということなんですよね。

 

il faut jamais cesser d’être soi,

donc d’avoir confiance.

(絶対に忘れてはいけないのは、

自分自身であること、つまりは、

自分に自信を持つことなのです。)

 

ステファニーさんも言うように、

 

時代がどうとか、社会がどうとか、

そういうことに支配されたり

流されたりするのではなく、

 

自分自信を信頼して、

私は私の子育てをしていきたいと

改めて感じました。

 

 

実際、ステファニーさんは、

トップデザイナーとして活躍しながら、

2人の娘さんを育てるママでもあります。

 

 

最先端のモードのお店に

ママチャリで颯爽と登場する姿は、

本当に好感が持てますよね。

 

仕事をしながら子育てをすることは、

自分自身の選択で決めたことであり、

 

毎日、子供たちの宿題を見たり、

一緒に外出したり、

可能な限り子供たちと過ごす時間を

大切にしているのだそうです。

 

彼女は、そんな生活を

「船に乗っている航海士のようなもの」

と表現しています。

 

Le navigateur, il ne peut pas

prévoir ce qui va se passer

avec les vagues 50 mètres,

1 kilomètre plus loin.

(波が高い時、50m、1km先で

何が起こるのか予想できませんよね。)

 

je pense que les éléments,moi,

je me sens vivante comme ça,

(そういう要素が生活の中にあることで

自分が生きていることを実感するんです。)

 

 

私自身、子育てをするようになって、

「人生が豊かになった」

「人間として鍛えられている」

と感じることがすごく多いですが、

 

これって、ステファニーさんの言葉にも

通じるところがあると思うんです。

 

大事な会議に参加したいと思う時に限って

子供が病気になったり、

 

前から楽しみにしていたイベント当日に限って

ケガして病院に行くハメになったり、

 

子供との生活は、

本当に何が起こるかわかりません。

 

また、自分の言葉や接し方が、

子供の成長にどういう影響を与えているのか、

 

その結果がすぐにはわからないという意味でも、

先が見えない不安というのは常にあります。

 

それでも、

とにかく前に進んでみる、

ダメなら素直に反省してまたやってみる。

 

そんな風に、

子供と一緒に泣いたり笑ったりしながら、

自分自身も成長していくということが、

 

子供とともに生きるということであり、

自分自身の人生を精一杯生きる

ということなのではないかと

感じました。

 

 

ここで紹介したのは、

ステファニーさんのお話のほんの一部です。

 

ぜひあなたも、

ステファニーさんの力強い言葉を聞いて、

そこから人生の糧となるものを

感じ取ってみてください。

 

今、こちらから登録すると、

パリライフ・コレクションを

無料で体験することができます

(FDSのフランス語学習法も含む)↓

 

これから「パリコレ」の世界が

どんな風に展開していくのか、

本当に楽しみです。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

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