これまで３週に渡り、
「パリライフ・コレクション」
の世界を体験し、
フランスで活躍する
３人の日本人女性の
生の声を聴いてきました。
☆ 食の総合プロデューサーとして
さらなる進化を遂げる
伊藤文さん
パリの旬な食事情 ～shoku-è～
パリの旬な食事情 ～カウンターでごはん～
☆ 子供たちにアートを教える夢を掴んだ
西田杏祐子さん
フランス語講師が持つ「もう一つの顔」
☆ 勉強法も仕事も自分で創り出す
アイディアウーマン
PECON倫子さん
ワインと言葉の旅
それぞれタイプは全然違うけれど、
慣れ親しんだ日本を飛び出して、
憧れの土地で、
自分のやりたい仕事と、
充実した生活を手に入れた、
「成功者」たちの物語です。
きっと、ここでは語られていない
苦労や悩みもたくさんあったはずです。
それでも諦めずに挑戦し続けたから、
壁を乗りこえて、
才能を花開かせることができた。
でも、そもそも、
彼女たちはどうして
最初の１歩を踏み出すことが
できたのでしょう？
いくら今の仕事に
不満や疑問を持っていたとしても、
いくら旅行で訪れた街に
心惹かれたとしても、
それまでの仕事も生活もすべて手離して、
新しい世界に飛び込むなんて、
なかなかできることではないと思います。
多くの人は、不満を抱えながらも、
生活のため、老後のためと言って、
現状維持をするのが普通です。
実際、私も、
語学にはある程度の自信があって、
憧れの国で仕事がしたいと
夢見たことはあったけれど、
結局、安定・安心を求めて
今の会社を選びました。
妊娠・出産を経たことで、
今の仕事についても
色々思うところはあるけれど、
だからといって、
仕事を辞めて新しい世界に飛び込もう
という勇気は持てないでいます。
１歩を踏み出せる人と、
踏み出せない人の違いはどこにあるのか。
それは、
「自分の可能性を信じられるかどうか」
だと私は思うのです。
《ポイントは「自己肯定感」》
自分の可能性を信じられる。
それは、
ケ・セラ・セラ、何とかなるさ、
みたいな楽観主義ではなく、
自分は絶対できる！
みたいな根拠のない自信とも
また少し違う。
誰かに愛された、
小さな成功をしたという経験の
積み重ねに裏打ちされた、
潜在的な、
自分自身を肯定できる感覚
とでも言いましょうか。
自分の可能性を信じることができれば、
新しい世界に勇気を持って
飛び込むことができるし、
困難や逆境に遭っても、
諦めず挑戦し続けることができるし、
何かチャンスが舞い込んできたときに、
それを掴んでモノにすることだって
できると思うのです。
これって、
育児書の中でよく言われている
「自己肯定感」とか「自己重要感」に
通じていますよね。
例えば、
「逆境に負けない
心の強い子供に育てるには、
小さな成功体験をどんどんさせて、
自己肯定感を高めてあげることが大切」
とか
「子供がしっかり自立して
社会に出て行けるようにするためには、
小さい頃にたっぷり愛情を注いで、
自己重要感を育むことが必要」
といったことが書かれていますが、
それってこういうことなんだなと、
今回、彼女たちの物語に触れて、
すごく腑に落ちた気がします。
《子供の「成功」は親の言葉かけ次第》
私も、２人の子供たちには
無限の可能性の中から、
自分が本当にやりたいと
思うことを精一杯やって、
たった一度きりの人生を
悔いのないように生きてほしい
と思っています。
そして、
子供の自己肯定感を高めるために
親ができることを
どんどん実践したいと思っています。
大好きの気持ちを伝えたり、
スキンシップをしたり、
子供が何かできた時には
たくさんほめてあげる。
これらは、
すごくわかりやすいし、
すぐにできそうです。
では、子供が何かできなかった時に、
どういう言葉かけをしたらよいか、
これは結構、親の力が試される気がします。
例えば、先日、
「初めての運動会」
という記事の中で書いたとおり、
２歳の息子は、
かけっこもおゆうぎも
全然上手にできませんでした。
これを
「できなくて残念だったね、
また次頑張ろうね。」
と言って失敗体験にするのか、
「泣かずに最後まで頑張れたね。
良い運動会だったね。」
と言って成功体験にするのかは、
親の言葉かけ１つに
かかってくると思うのです。
このことををよく心得て、
子供が「成功」をたくさん
経験できるような言葉を
かけてあげることが、
将来、その子自身が、
「成功した」と思える人生を歩むために、
最も大切なことなのではないか
と感じました。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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