エンジェル・レッスン2 ~きたのじゅんこメソッドで「Angel」のぬり絵をする~ | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

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イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

こんにちは、HAYAママです。

エンジェル・レッスン
Lesson2の課題は、

「きたのじゅんこメソッド」を使って
前回と同じ「Angel」という絵の
塗り絵をすることです。

きたのじゅんこメソッドの
基本テクニックの概要は次のとおりです。

パウダリング
水彩色鉛筆の芯の部分をカッターで削り、
落とした粉をティッシュなどで
画面にこすりつけ色をつける。

広い部分を、ふんわりと淡い感じの
トーンで色づけすることができます。

イレージング
白くしたい部分を消しゴムで消して、
紙の地色を生かすことで表現する。

使う消しゴムの種類を変えることによって、
光、風、水などの動き、
羽や花などの質感を、
自在に表現することができます。

ハッチング
一方向にたくさんの線を引いて、
陰影や方向性などを表現する。

線を引いてはぼかすという作業を
何度も繰り返すことにより、
パウダリングやイレージングで描いた
ものの形を明確にすることができます。


これらのテクニックを使って描いた
作品がこちら↓


前回の塗り絵と比べると
雲泥の差ですね…。

人や物の輪郭に捉われず、
バラは赤、葉は緑といった先入観にも捉われず、
とても自由な感じの絵に
仕上がったと思います。

きたのじゅんこメソッドの基本を
ほんの少し知っただけで、
これほど絵が変わるとは、
自分でも驚きです。


今回のレッスンのポイントは、
3つの基本的テクニックを知る
というのももちろんですが、

もう一つ、
「絵の要素を一つ一つ塗り分けるのではなく、
絵を1枚の画面としてとらえ、
画面全体から描いていく」
ということを学ぶことができました。

素敵な絵が仕上がって、
とても満足した気持ちですが、
まだまだ本番はこれからです。

次回からは、
「自分のオリジナルの天使画を描く」
という目標に向かって、
本格的な実践が始まりますので、

心して、でも楽しく、
Lesson3に取り組んでいきたいと思います。


《今日のワンポイント・エンジェル》

大天使ガブリエル

前回の大天使ミカエルと並んで、
三大天使の1人として挙げられるのが、
大天使ガブリエルです。

ガブリエルという名前は、
「神の英雄」という意味だそうで、

男性・女性を問わず、
人の名前によく使われますよね。

ガブリエルは、
啓示や告示を司る天使だと言われており、

ユダヤ教においては、
旧約聖書の「ダニエル書」で、
預言者ダニエルが見た
幻視の意味を解き明かしたり、

キリスト教においては、
洗礼者ヨハネの誕生を告げたり、

イスラム教においては、
「ジブリール」と呼ばれ、
ムハンマドにコーランを口伝したと
言われています。

中でも特に有名なのが、
イエスを身ごもったことをマリアに告げる、
「受胎告知」のエピソードですよね。

実際、西洋美術においても、
ガブリエルが登場する絵画といえば、
ほぼこの「受胎告知」の場面なのだそうです。

・レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」
・フラ・アンジェリコ「受胎告知」
・エル・グレコ「受胎告知」
・ムリーリョ「受胎告知」
などなど、本当にたくさんあります。

ちなみに、私は、何の疑いもなく
ガブリエルは女性の天使だと思っていました。

学校の教科書などでよく見ていた
「受胎告知」の絵の中では、
ガブリエルが女性的に描かれていましたし、

「エンジェル・レッスン」の中でも、
「唯一の女性の大天使」という記述があったので、
すっかり女性だと思い込んでいました。

でも、基本的に天使は、全員男性か、
あるいは性別はないと解釈されており、

実際に、「受胎告知」の絵の中には、
ガブリエルが青年の姿で描かれているものも
結構多いと知って、とても驚きました。

それでも、女性であるマリアの部屋に
男性が訪れるのはいかがなものか
という考え方や、

マリアの清廉性を表すユリの花を
持っているというイメージから、
ガブリエル=女性説も有力なのだそうです。

まあ、神様や天使は人間ではないので、
絵を描く人が自由に解釈して、
自由に表現すればいいんですよね。

それこそ、人間の姿である必要も
必ずしもないのだと思います。



HAYAママのやっている
エンジェル・レッスンとは一体…?
と思われた方は、

こちらの記事
よろしければご覧ください。


Lesson3につづく



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ありがとうございました。

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