秘密のパリへ連れてって ~ライサのおすすめレストラン Le Picotin~ | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

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イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

こんにちは、HAYAママです。

今週の「秘密のパリへ連れてって」のテーマは、
Le Picotin, un des restaurants favoris de Raïssa
(ライサのおすすめレストラン Le Picotin)
です。

おなじみのRaïssa(ライサ)さんが、
パリ12区にあるLe Picotin(ル・ピコタン)という
行きつけのレストランを紹介してくれました。

大通りから離れた閑静な通りにたたずむ
パリっぽい、おしゃれな感じのカジュアルフレンチのお店。

とてもシンプルでおいしい料理はもちろんのこと、
和気あいあいとして、アットホームな感じのする
お店の雰囲気が、大きな魅力なのだそうです。

この日のメニューは、次のとおり。

前菜
Saumon confit et fumé maison,
crème citron-ciboulette
(サケの自家製燻製コンフィ、
レモンとシブレットのクリームあえ)

メイン
Filet de daurade pané (鯛切り身の揚げ物)

デザート
Mi-cuit au chocolat,
crème anglaise Tarte tatin aux pommes
(ミキュイ・オ・ショコラ(半生チョコレート入りケーキ)、
アングレーズソース 林檎のタルトタタン)

ピコタン1

あら、とてもお上品で素敵なお料理だわ、
と思いきや、

隣の席の、お年を召した細身のマダム2人が、
大きな骨付き肉と、たっぷり盛られたフライドポテトを
召しあがっているではありませんか。

ピコタン2

大きな牛肉のスペアリブと自家製フライドポテトは、
雑誌やウェブでも話題になり、

この満腹メニューのおかげで、
ル・ピコタンは、大人気のお店になったそうです。

前回の「ハンバーガーのアトリエ」に続き、
パリに行ったらぜひ訪れてみたいお店が
また1つ増えました。


《今週の気になる単語・フレーズ》

C’est dans les yeux.
(目を見るのよ)

乾杯の時に、ライサさんが言っていたセリフです。

ああ、乾杯の時にはお互いの目を見て
にっこり笑顔で乾杯するのが礼儀なのね、
なんて思っていましたが、
実は、とんでもない由来がありました。

はるか昔、中世の時代には、
食卓は、毒を盛って人を殺す
チャンスでもあったそうです。

そこで、ホストと来客との間で、
毒を盛っていないということを証明するために、
目を合わせて、少量のワインを同時に飲んだ、
というところから来ている習慣なのだそうです。

日本でも、そのくらいの時代には、
お毒見役なんていうのがいたりしましたよね。

本当に、
安心しておいしいお料理が堪能できる時代に生まれ、
幸せだなぁと思いました。


《解説授業のポイント》

fait maison
① 家でつくったもの(fait à la maison)
② その場でつくったもの
本文で出てくるfrites maison(自家製フライドポテト)は、
frites faites maison の略だそうです。

「マッチする・調和する」という表現
① se marier bien avec
Ca se marie bien avec la daurade ?
(それは鯛と合いますか?)
Oui, ça ira très bien.
(ええ、よく合います)

② Mariage
Mariage de deux couleurs 
(二色の調和・マリアージュ)
料理の他にも、色の組み合わせや
ファッションなどにも使われるそうです。

③ aller bien avec
Le rose va bien avec le beige.
(ピンクとベージュはよく合う)

④ assortir : 一緒にする
Comment assortir les vêtements ?
(どうやって服をコーディネートしたらいいの?)
参考:assortiment de chocolat
(チョコレートの詰め合わせ)

⑤ s’accorder : 組み合わさる
Ces couleurs s’accordent bien. 
(それらの色はよく調和している)


それでは、次回も楽しみにしています。