乳幼児の医療費の話 | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

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イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

こんにちは、HAYAママです。


下の子あやが、黄疸や風邪のために病院にかかったことは

以前お話ししたところですが、


今日は、その時の医療費についてお話ししたいと思います。


生後3週間であやにかかった医療費は、次のとおりです。


① 黄疸の治療1回目(2泊3日の入院)…4万8000円

② 1週間後の黄疸の検査…5700円

③ 黄疸の治療2回目(2泊3日の入院)…4万6000円

④ 1週間後の黄疸の検査…3800円

⑤ 風邪で小児科を受診…6800円

合計11万0300円


通常、病院の窓口で健康保険証を提示することで

医療費の自己負担は3割で済みます。


さらに、乳幼児については、都道府県によって制度の差はありますが、

乳幼児医療証を提示することで、保険診療の自己負担分が助成されるので、

基本的に窓口で支払う金額は0円となります。


(入院時のミルク代や薬の容器代など、助成の対象にならない費用もあります。)


でも、あやは生まれたばかりで、まだ保険証も医療証もなかったため、

いったん窓口で全額を支払わなくてはいけませんでした。


11万円…

後で取り戻せるとはいうものの、なかなかの痛い出費です。


このお金を取り戻すためには、

それぞれの病院が定める期間・時間帯に、

保険証と医療証と領収証を持って、精算手続きをしに行く必要があります。


具体的な流れは、こんな感じでした。


① 市役所に出生届を提出し、届出済証明をもらう。

  → 即日完了


② 届出済証明の写し(または住民票)を添付して、会社に保険証の申請をする。

  → 申請から保険証が届くまで2~3週間かかりました


③ 保険証を持って、市役所に医療証の申請をする。

  → 即日発行

ただし、引っ越してきたばかりだったりすると、

前の住所地での課税証明書を取り寄せたりしなくてはならないので、

時間がかかることもあります。


④ 保険証、医療証、領収証を持って、それぞれの病院で精算手続きをする。


なお、病院によって、窓口で精算手続きができる期限が決まっており、

風邪で受診した小児科については、その期限に間に合いませんでした。


その場合は、

まず、保険でまかなわれる部分についての精算を会社に申請し、

その上で、残りの自己負担分についての精算を市役所に申請する必要があるそうです。



このように、手続きが非常に面倒になる場合もありますが、

熱が出た、じんましんが出た、イスから落ちて頭を打った…と

何かと医療費がかかる乳幼児について助成してもらえることは、

とてもありがたいことだと思います。


実際、上の子はやが尿路感染症で10日間入院し、

医療費が45万円ほどかかったことがありましたが、

この時も、入院中のミルク代と付添いベッド代(合計1万円程度)の支払いで済みました。


本当に、助成制度があってよかったです。


欲を言えば、

新生児の各種検査(先天性代謝異常検査、聴力検査)、乳幼児健診、予防接種など、

自己負担だけど受けることを推奨されているものがまだまだあるので、


そういった費用についても助成の範囲が広がれば、

もっともっと安心して子育てができるのではないかと思います。