私たちは65歳越えると「年金暮らし」いつまでもらえるのか?景気が悪くなるとどんどん減らされる,,,子供達は年金を払わないでいる者も多いいと聞いている,,, 今回年金の運用を通してむしろ年金は必ず払って、老後生活に活用しないと大変なことになることを勉強した

その一端をご紹介します。       長い文面ですがご容赦ください

 

 

 
 

1⃣管理の運用

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)同機関は、厚生労働省所管の独立行政法人であり、日本の公的年金のうち、厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用を行っています。

 市場運用は2001年に開始された 理由は少子高齢化が進み、現役世代の保険料が先細りになってしまう懸念から,,, 既に世代間で支え合う仕組みが決定されていて、この先も公的年金制度が続けられるように、積立金の不足を補うための活動が行われている。

 

2⃣運用面

GPIFは、四半期(3カ月)ごとに運用結果を公表 2024年2月2日に2023年度第3四半期の運用状況(速報)が公表されました。今四半期の収益額はプラス5兆7287億円となっています。市場運用開始以降(2001年度から2023年度第3四半期)の収益額はプラス132兆4113億円です。 運用資産額は224兆円7025億円となり、2022年末の189兆円から1年間で2割増加しました。四半期ごとの損益を合計した2023年全体では34兆3077億円のプラスと最高記録も更新しています。これだけ多くの収益をもたらしながら、成績がマイナスの時はニュースなどで大きく取り上げて報じられ、プラスの時はあまり大きく報道しない傾向があるように感じています。

 

3⃣日本の年金基金は世界最大の機関投資家

GPIFは、世界最大の機関投資家です。国内株式での運用資産は約55.8兆円で東証プライム市場の株式時価総額の約6.2%を占めていて(2月22日時点)、国内では最大級の株主となっています。しかし、ファンドを通して間接的に株式を保有しているのでGPIFの名前は株主名簿に掲載されません。たとえ大株主になった場合でも運用委託先の名義の有価証券報告書が公表される仕組みです。株主名簿を調べて同じ銘柄を購入しようとしても、それは不可能です。 基本ポートフォリオは、国内と外国の債券及び株式のず4資産に25%づつ投資する形態ですが、資産ごとに±6~8%の乖離許容幅が認められています。ただし、近年は25%で運用されているようです。直近の運用資産割合は

国内債券58.3兆円(25.77%)

外国債券55.3兆円(24.44%)

国内株式55.8兆円(24.66%)

外国株式56.9兆円(25.14%)となっています。

 

4⃣過去最高の実績

期間中の収益額はプラス132兆4113億円です。しかし、そのうち利子・配当で50兆5529億の収益。約37%がインカムゲインです。株式市場にはキャピタルゲインとインカムゲインがあります。キャピタルゲインは債券や株式、不動産など資産価値の上昇による利益です。対してインカムゲインは株式投資では配当、不動産投資では家賃収入などです。キャピタル部分はマイナスになる年もあります。ただ、インカムゲインは右肩上がりで下がる事はありません。直近で株価が大幅下落したコロナショックの際もインカムゲインは増加しています。 同機関の日本企業の保有銘柄数は2300社を超えています。保有時価総額ベースではトップがトヨタ自動車 、2位がソニーG、3位はキーエンスと続きます。米国株では、アップル、マイクロソフトアマゾン、アルファベット保有比率が高いです。 日経平均株価史上最高値を更新しました。米国市場のS&P500指数も今年に入り過去最高値を更新する場面もあります。GPIFの運用状況もかなり良好な状況が期待できます。今四半期も過去最高の収益額が見込まれそうです。しかしコロナショック後の急速な収益拡大をみると、新年度(4月)以降も一本調子で株価上昇となるのか?不安な部分もあります。しかし、同機関などの運用実績などを見ると長期目線での投資が有効のように感じます。