コザ | ニライカナイを目指して

コザ

沖縄本島に来るとコザの街に寄りたくなるんです。
 
以前は沖縄の中心的な街で、嘉手納基地が近いのでアメリカ~な匂いもする独特の雰囲気
 
をもっているんです。
 

 
水パイプ(ボング)やラッ〇ュなど売っていそうなかなり胡散臭い雑貨屋さん。

 

営業中でしたが店員さんがおりませんでした(;´∀`)
 

 
ミリタリーショップ。
 

 
音楽関係の店も多いんです。

昔から音楽活動が盛んで、リンケンバンドもコザんちゅ~なんです。
 
ですが、年々シャッターが閉まっている店が増えて来ていて、その速度は増している様に感じます。
 

 
この様なアーケードのある立派な商店街が碁盤の目の様に張り巡っていて、
 
その規模は大阪のミナミ界隈?並み・・・
 

 
でしたが、現実はこの状態。
 
夜は別の顔を持っているのですが、この近くの北谷にアメンリカンヴィレッジができて以来
 
商店も、米兵も流れて行ってしまったんです。

 

シャッターが閉まっている多くの店は現在北谷に移転して営業しています。
 
そんなことからアメリカンヴィレッジは未だに発展を続け、

 

コザはどんどんシャッターが増える一方!
 

 
アーティスティックで粋なコザんちゅーは残り続けるでしょうが、5年~10年後を思いますと
 
あ~ぁ、なんとかならないものかなぁ~と(´・ω・`)
 

 
なんでも屋さんで「ちゃー木」売ってました。
 
沖縄の風習で、毎月1日と15日にヒヌカン(火の神)への拝をみするんです。
 
その時仏壇にこのちゃー木と酒・米・塩など供えて拝むんです。
 
内地では庭木にするマキの木の一種ですね!
 
さてコザ(沖縄市)から沖縄南部の南城市へ向かいます。
 

 
今回の宿は南城市の知念岬近くにある「百名伽藍」ひゃくながらん。
 
まだオープンして3年程なんですが、質の高いサービスと施設で評判で、

 

World Luxury Hotel Awards 2016の大人のビーチリゾートホテル部門で賞を取ったそうです。
 

 
大型リゾートホテルの様に車寄せは無いのですが、レンタカーを駐車場に止めますと
 
スタッフが丁重に出迎えてくれて荷物を運んでくれます。
 

 
館内に入って目につくのがこの仏像。
 
これ釈迦如来像なんです。
 

 
釈迦三尊像を中庭に置いてあるんです。
 
沖縄南部は斎場御嶽(せーふぁうたき)や久高島など神聖でステージの高いパワースポット
 
がたくさんあり、沖縄の聖域的場所なんです。
 
そんな聖域に位置するホテルの名前の百名伽藍の伽藍は、

 

禅の思想にちなんてネーミングされ、オブジェも釈迦三尊像にしたんです。
 

 
建物の躯体は殆ど琉球石灰岩で、沖縄独特の雰囲気を出してます。
 

 
海も西海岸の恩納村や名護とは少し違った味わい。
 
遠くに見える岬は「摩文仁の丘」
 
1945年6月22日日本陸軍大将の牛島満氏が沖縄戦敗戦の責任を取って自決した指令本部
 
が置かれていた場所。

 

(その翌日沖縄戦は終結、その後6月23日を沖縄慰霊の日と定められた。私の誕生日でも)
 
その時、陸軍と同行して来た那覇の民間人の多くが捕虜のを恐れて、あの摩文仁の丘から
 
飛び降りたんです。
 
丘の下は海ですが、この様なゴツゴツした珊瑚礁の岩。
 
摩文仁の丘は現在「平和祈念公園」となっています。
 
南部にはその他ひめゆりの塔など激戦地を象徴する慰霊碑が多く点在しており、

 

村によっては人口の6割が犠牲となった程の地なんです。
 
古代琉球から続く聖地に、大和が持ち込んだ戦で多くの犠牲を出したのですから、
 
当然スピリチュアルな伝説がたくさん生まれ、そんなスポットも多くなるわけで、
 
百名伽藍に釈迦如来像があって然るべきなのかもしれません。
 
うちなんちゅーのスタッフも遠回ですが、そんな説明をしておりました。
 
 
まだまだ百名伽藍を紹介致します。
 
つづく