ペレの髪の毛 | ニライカナイを目指して

ペレの髪の毛

キラウエア火山国立公園へ向かいます。




国立公園になって今年でちょうど100周年だそうです。


世界遺産でもあります。




地上から見る火口も迫力あります!


この火山は硫化水素ガスの濃度が薄く、日本の火口の様に鼻を突く硫黄臭はありません。


が故にか残念ながら温泉は無いんです。


この位置からも夜は真っ赤に燃えているのが分かるそうです。




火口近くにあるジャガー博物館に入ってみました。


看板の後ろにある木は「オヒア」


この後何度が登場致します。




これは「ペレの髪の毛」と言われているもの。


実は溶岩なんです。


ここの溶岩はシリカというガラス成分を多く含んでいて、噴火の際に空気中に勢いよく噴出したドロドロの


溶岩が糸状に伸ばされ固まってできたものなんです。


それが溶岩の女神ペレの髪の毛であるという神話があるんです。



博物館の駐車場の端にある溶岩部分に普通に落ちてましたので拾いました。


結構珍しいものらしく、ガイドのNさんがビックリしてました。


紙に包んで持ち帰ろうとしましたらNさんに「ハワイ島の溶岩は全て女神ペレの体の一部であって、


持ち帰ると災いが起きるとされています。そう言い伝えて持ち帰りを禁止しているのです。


これも女神ペレの髪の毛なので持ち帰ることはできません。」


と諭されました(;´∀`)


ハワイ島流のモラルの啓蒙なんでしょうね!




これが火山の女神ペレの肖像画とされる絵。


色々と神話があるんです。




この写真珍しい形をした溶岩が写っております。


台湾に野柳と言う海岸がありますが、そこの岩に似ています。




2011年2月撮影 台湾 野柳海岸


これも溶岩なんですが、噴火の際にできた形ではなく、波の浸食でできた岩なんです。


キラウエア火山のこの変わった形の溶岩はこのままの形では残ってないんです。




実際にはこの様になってしまいます。


あの写真の形は溶岩が木を飲み込むプロセスでできたもので、木が完全に燃え尽きるとこの写真の様に


穴だけ残るのだそうです。




ハワイ州の鳥「ネイネイ」


沖縄のお姉さんをそう呼びますが、親しみのある名前の鳥です。


この日は実物を見ること叶いませんでしたので、博物館のお土産売場のぬいぐるみを撮ってきました(;´∀`)


ネイネイはハワイ島にしか生息していないそうです。


博物館を出て同国立公園内にある溶岩トンネルへ向かいます。



その途中、火山ガスが噴出しているしころがありました。




博物館に行く途中に私達の車を猛スピードで追い越して行った車です。


レンタカーでした。



旅が台無しになってしまいます、旅先での運転は気を付けましょうね~(; ̄ー ̄A



つづく