日輪の遺産
今年4月に亡くなった友達が小説家「浅田次郎」の大ファンでして、
その中でも「日輪の遺産」は彼のバイブル的な存在で、
年に2~3回は読み返していたんです。
浅田次郎も自ら「日輪の遺産」は代表作であり、全身全霊尽くした作品であると言っております。
その「日輪の遺産」が映画化されることになり、
亡くなった友達はその朗報を聞き、とても楽しみにしておりました。
残念ながら友達の命の灯は8月27日からのロードショー前に尽きてしまいました。
リベンジと言うわけでもないんですが、昨日、日輪の遺産観てきました。
私も小説は読破しておりますので、ストーリーは分かっていたつもりなのですが、
始まりから小説とはまったく違う切り口!
終戦間近の軍部上層部のおどろおどろしさから始まったので、かなりなインパクトでした。
小説では、主人公の女学生とその親友と大好きな先生の人となりの解説から入って行くのです。
で、その後は起承転結となるのですが・・・
さすが角川映画! って感じの完成度でした。
2時間ちょっとの作品ですが、ジワジワ~っと深く泣かせてもらいました。
上映中、
「ほら芳○! 観てるか?」
と、亡き友に何度となく呼びかけました。
するとその度に映像がバリッと鮮明になって、感情移入が深くなるんです。
気のせいかも知れませんが、こなんの初めての体験でした不思議です。
だからと言うわけではないのですが、実は明日、友達の墓参りの予定なんです。
もう私達が観たのは知ってると思うんですが、「日輪の遺産」のパンフ持って行って供えるつもりです。
亡き友とは、当時900億円の財宝を軍部が隠匿したのですが、その場所を予測しておりました。
もしあるのであれば、稲城市のタマカントリークラブの隣にある
未だに米軍占領地のゴルフ場「タマ○ルズ」であると。
映画を観て、その予測が当たっている可能性の高さを感じました。
今の円にしますと200兆円ですし(; ̄ー ̄A
因みに、映画で出てくる三鷹電気とは「横川電気」の事です。
大手ではありませんが、長年にわたり優良続けていますよね。
小説では杉並区の阿佐ケ谷あたりもも出て来るのですが・・