現在ニュース等で報道されている高校生特待生問題。
ちょっと今回は普段のブログの内容とは一変させてこの問題について真剣に語っていきたいと思います。
まず特待生問題についての自分の結論としては、
特待生のどこが悪いのか!野球憲章こそ見直すべきだ。
という考えです。
今まで公然の秘密として行われてきた特待生制度。
甲子園に出場するような学校は中学生をスカウトして他の学校で活躍しないように囲いこむように大量に特待生として入学させているところなど山ほどあるでしょう。
ではなぜ今になって特待生制度は問題にされているのか!
といえばプロ野球裏金問題などの一連の騒動から端を発し高校野球の金に関する問題を一掃してクリーンなイメージを保ちたいという高野連の思惑があるからでしょう。
それはそれでいいと思います。
特待生制度にも問題がないわけじゃない。
特待生として学校に来てもらうために金が渡っているケースも多々あるのが現実。
しかし特待生を禁止することを厳格に守っていくというのであれば救済策を講じないといけない。
ただ今まで禁止だったんだから守れ!というのではなく、現実に野球をやるのにはとてつもなく金がかかる。
野球用具をそろえたり、遠征費、などを考えたら一般の給料の家ではかなり厳しい。
まだ一人だったらいいかもしれないが、それが二人三人と続くようなら当然家はパンクする。
そういった現実的に野球を続けられない球児が増えてしまうようでは才能ある高校生の芽を摘む行為となってしまう。
サッカーなどの他の競技では認められているのに野球だけが認められていないということからしてよく分からない。
学校にだって家計が厳しい生徒には奨学金という制度があるのだから、
もし特待生という制度がどうしてもダメというのであれば野球奨学金や学費の半額免除を認めるなどきちんとフォローをするべきだ。
そもそも野球憲章ってなんだ??
野球の憲法みたいもんですが、制定されたのって50年以上も前なわけでしょ。
法律というのはその時代時代に即した形に改良されてしかるべきものであって、
そんな半分化石化したような憲章を持ち出してどうこういう前に
だったら野球憲章変えちゃえよ!って話しです。
長年にわたって特待生や裏金問題があることを知っていながら見て見ぬフリをしてきたほうがにも多大な問題があることは事実なわけだから。
結局高野連のやっていることというのは、球児よりも憲章のほうが大切だといっているにすぎないのです。
特待生制度を利用していた学校は対外試合の禁止などの措置がとられるようです。
しかし球児は何か悪いことしたのでしょうか?
一番の被害者は球児でしょう。大人の責任をなんで子供がとらないといけないのかもう一度考えてほしい。
救済策のない特待生制度廃止が及ぼす弊害なんて僕がこうして言わなくてもちょっと詳しい人なら簡単に分かること。
それなのにこれほど救済策もないもない措置が行われたのは大人の利益に子供が翻弄されているということです。
野球がやりたい!でも事情によって野球ができないという子供の夢を大人に奪う権利なんてない!ということをもう一度しっかり考えてもらいたい。