今日は毎年恒例の、世田谷特攻観音の年次法要でした。今年で66回目です。戦後の慰霊行事のなかでも古いほうだと思います。三軒茶屋にある世田谷山観音寺と駒繁神社の主催で、特攻観音の奉賛会でもある特攻戦没者慰霊顕彰会が協賛になります。この法要に2010年ぐらいからボランティアとしてお手伝いさせていただいており、今日も朝から受付をしてきました。朝に少し残っていた雨も上がり、お昼には日差しもありました。特攻隊の慰霊祭は各地で経験していますが、かなりの確率で晴れます。

 

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2010年当時は一般受付は扱う人数も多く、3チームで手分けしてやっていましたが、次第に人数が減少し(旧軍の方やご遺族が高齢になったのが原因です)、本日の一般受付は僕と助手の女性だけで切り回せました。この女性は終戦を中国の大連で迎えたという88歳の元看護婦さんで、いろいろ面白いお話を聞かせていただきました。

 

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写真は観音様でなく受付の正面にある特攻有志の像です。

 

この慰霊祭は始まった時から、お寺と神社の神仏習合形式で行われている珍しい法要です。住職のお経の後に宮司さんの祝詞が読まれます。ちなみに英霊は亡くなられてから50年以上たっているので神様になられているんですけどね。

 

今年は熊本から91歳の旧軍の方がいらっしゃり、お元気に(初めて)出席されていたのが印象的でした。