前回(ダービー特集⑤~皐月賞で期待を裏切った馬たちⅠ~ )、1999年までの過去10年を振り返ったが、その前までさかのぼって二ケタ着順の大敗事例を探ってみることにした。
データの関係で1955(昭和30)年までのもので、調べてみた。
~皐月賞で期待を裏切った馬たちⅡ~
皐月賞の単勝1番2番人気馬が、共に馬券圏外(4着以下)となった年
第57回(1997年) 優勝 サニーブライアン
①メジロブライト 4着 ② ランニングゲイル 6着
→ ダービー:メジロブライト 3着 ランニングゲイル 5着
第55回(1995年) 優勝 ジェニュイン
①ダイタクテイオー 8着 ②ホッカイルソー 4着
→ ダービー:ダイタクテイオー 6着 ホッカイルソー 4着
第46回(1986年) 優勝 ダイナコスモス
①ダイシンフブキ 7着 ②ダイナガリバー 10着
→ ダービー:ダイシンフブキ 未出走 ダイナガリバー 1着
第42回(1982年) 優勝 アズマハンター
①ハギノカムイオー 16着 ②ロングヒエン 7着
→ ダービー:ハギノカムイオー 未出走 ロングヒエン 15着
第40回(1980年) 優勝 ハワイアンイメージ
①トウショウゴッド 競走中止 ②サーペンプリンス 5着
→ ダービー:トウショウゴッド 未出走 サーペンプリンス 6着
第39回(1979年) 優勝 ビンゴガルー
①リキアイオー 4着 ②ニホンピロポリシー 6着
→ ダービー:リキアイオー 8着 ニホンピロポリシー 7着
第37回(1977年) 優勝 ハードバージ
①ヒシスピード 7着 ②リュウキコウ 16着
→ ダービー:ヒシスピード 13着 リュウキコウ 5着
第31回(1971年) 優勝 ヒカルイマイ
①ヤシマライデン 6着 ②フイドール 7着
→ ダービー:ヤシマライデン 13着 フイドール 3着
第21回(1961年) 優勝 シンツバメ(単勝5番人気)
①ハクシヨウ 11着 ②ユキロウ 12着
→ ダービー:ハクシヨウ 1着 ユキロウ 5着
※第49回(1989年)も単勝1番人気のサクラホクトオーが殿負けの19着(ダービー9着)だったが、2番人気のアンシストリーが3着入線のため、対象から外している。
以上のように、9例該当があったが、二ケタ着順からの巻き返しは、28頭立てや32頭立ての時代を含めても、1986年と1961年の太赤字で示した2例(皐月賞・単勝1番人気に限れば1例)しかない。
似ている? ハクシヨウとロジユニヴァース
そこで注目する事例があった。1961(昭和36)年の第28回ダービー馬ハクシヨウと同5着ユキロウである。
実は当時は他頭数時代で、皐月賞は17頭立ても、ダービーは32頭立てで行われている。そして、復活してダービー馬となったハクシヨウは、単勝1番人気で望み見事に勝った。同5番人気のユキロウ(皐月賞単勝2番人気)も、巻き返し、人気通りの着順と着順を上げた。
しかも面白いことにハクシヨウは、その臨戦過程がロジユニヴァースと酷似している。
現在の馬齢2歳時に朝日杯3歳ステークス(旧馬齢表記)をレコード勝ちなど、6戦6勝。最優秀3歳牡馬(旧馬齢表記、現2歳)となっている。休養明けながら全戦全勝で臨んだ皐月賞で11着。その後NHK杯に出走して4着。そしてダービーに優勝し引退した。
とすると、ロジユニヴァース(皐月賞・単勝1番人気・14着)の単勝2番人気を、どう見るか?
NHKマイルカップにも出走せず、またそれまでの臨戦過程でレコードタイムはないが、記録的な1番人気2番人気二ケタ着順負けの年なので、ハクシヨウのようにダービー馬の可能性も皆無ともいえない。
ただし、ハクシヨウも、間にNHK杯に出走し4着している。近年でも、2003年ダービー馬・タニノギムレットや昨年のダービー3着・ブラックシェルがNHKマイルカップを好走して着順を上げている。ということは、1989年のサクラホクトオーのごとく要らない馬かもしれないが・・・。
ちなみに、今年の皐月賞馬アンライバルドは同レース単勝3番人気だったが、1961年の皐月賞馬シンツバメは、二冠馬コダマと半兄弟で、ダービーは未出走であった。
(文責:本部員・駒田牧子)
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