聖書研究を始めてから数年後、引っ越すことになった。その旨を司会者に告げると
『どこに行ってもエホバの証人は来ますから、またいつでも始められますよ。』
それで、最初に来た方に
「お待ちしていました。エホバの証人の方ですね?」
戸口で一瞬固まるJW伝道者。目を見開き口が半開き。何が起きたかすぐには分からない様子。
でもすぐ気を取り直し、笑顔で
『はい、そうです。』
「聖書研究、始めたいんですけど。」
相手はもう本格的に驚愕して、言葉が出てこない。
そりゃビックリするよね。JWの伝道なんて断られるのが仕事。
「王国会館はどこですか?」
振り返って後方を指差しながら
『あそこです。』
転居先は隣にKHがありました。
最初の司会者の『転居先で来た人と研究を始めればよい。』というのは、かなり珍しい発言ですよね。後で分かったのは、その区域には知らぬ人がいない大物独裁者Bがいたのです。会衆から正式に研究生の移転という取り扱いをすれば、司会者はその独裁者の妻になる可能性が99%
それを避けたかったのでしょうね。最初の司会者は有能で戦略を使える人でした。
研究を始め定期的に集会に出席するようになりましたが、まだ確固たる信仰を持っていたわけではありませんでした。心の拠り所としてのJWコミュニティーから離れ難かったんだと思います。