息子世帯と同居していた頃の話をします。
私は同居を望んでいなかったので気はかなり重いものでした。
でもそう見られたら、息子が私を思って同居を提案してくれた好意・善意・慈愛を無碍にすると思い、明るく振る舞い笑顔でいるように心掛けました。
殆どの家事をし、生活が規則正しく営まれるように出来る限りのことをしました。
食事は素材から料理し、インスタント・レトルト・冷凍品はほぼ使いません。
嫁の好物を聞きそれらを食卓に乗せ、熱いものは熱い内に冷たい物も冷たい内に食べられるようにし、
調理の段取りを考え器や配膳を考えて快適に健康的に過ごせるように気を配りました。
(私のこれまでの人生で一番真剣に家庭料理に取り組んでいたと言えます)
朝の遅い息子夫婦を慮り、早朝の掃除は音を立てないようにホウキで掃き、掃除した事を気付かれないようにしていました。
しかしながら、そのような努力の全てが水の泡になったのです。
嫁には、それら全てがウザがられていたのですから。