BCAAの効果とは!?
BCAAの効果
-
筋肉量UP
-
耐久力UP
-
体脂肪減少
-
回復促進
-
集中力UP
1.筋肉量UP
タンパク合成を活性化するmTORシグナル伝達経路※をBCAA(ロイシン)が活性化します。
また、ロイシンがインスリン分泌もUPさせ、タンパク合成を促進させます。
さらにミオスタチン※を減少させる効果もあり、筋肉量UP効果も期待できます。
mTORシグナル伝達経路とはmTORとは、「mammmalian target of rapamycin」の略です。GLUT4で少し触れましたが、インスリンが働く時、インスリンレセプター(受容体)に結びつく必要があります。インスリンとインスリンレセプターが結びつくとIRSs(タンパク質)がチロシンリン酸化が起こり、PI3キナーゼ(PI3K)という酵素が活性化します。PI3KはGLUT4を細胞膜表面に持ってくる働きをします。また、PI3Kはakt(プロテインキナーゼB)という酵素を活性化し、それによってmTORシグナル伝達経路が活性化します。mTORは、DNAの転写・翻訳や成長因子、細胞のエネルギー、酸化還元状態など様々な細胞内外の環境情報を統合し、細胞の成長を主に調整していく「シグナル伝達経路」のことです。mTORが活性化すると、タンパク合成酵素(p70s6kや4E-BPI)が活性化して、タンパク質の合成が増えます。要するに、BCAAのロイシンによって、①インスリンの分泌をUPさせる②インスリンがインスリンレセプターにくっ付く③PI3K酵素が活性化!④akt(プロテインキナーゼB)がPI3Kにより活性化⑤mTORシグナル伝達経路がaktにより活性化⑥タンパク質合成酵素(p70s6kや4E-BPI)が活性化することでタンパク合成がUPミオスタチンとはタンパク質の一種で筋肉の筋繊維から分泌され、筋肉の成長を妨げる働きを持っています。このミオスタチンは非常に大切な機能を担っており、この物質が無くなってしまうと筋肉の異常成長やがんになるリスクも高くなるといわれています。人間にとって必要な物質となります。