今回は、前回に引き続き炭水化物について説明していきます。
1.インスリンの働きについて
炭水化物=糖分であることは前回のブログで説明しました。
糖分を体内に入れると、血糖値が上がっていきます。その血糖値を一定のレベルまで下げる働きを担っているのがインスリンです。
食事をすると血液中に栄養が流れ込んできて、血糖値があがります。
そして、インスリンが分泌されて血液中の栄養(糖分やアミノ酸)を筋肉や脂肪、肝臓に送り届けることで血糖値を一定レベルに下げてくれるわけです。
筋肉をつけたい場合は、このインスリンの働きをうまく使います
①トレーニング後に吸収の早いタンパク質(プロテイン等)を
摂取します。
②炭水化物を摂取し、血糖値を上げ、インスリンを分泌させる。
③インスリンによって、筋肉へアミノ酸(タンパク質)を運ばせる!
以上のことを意識していけば良いのではないかと思います。
ちなみに「糖尿病」の患者は、このインスリンがうまく働きません。
その為、栄養が届かず、どんどん痩せていき最悪の場合、局部的に壊死してしまったりします。
また、残念なことにインスリンは筋肉に働きますが、脂肪細胞にも働いてしまいます。
つまり、単純にインスリンが多く分泌されてしまうと、体脂肪も合成されやすくなります。
その為、糖分と脂質を同時に摂取した場合は最悪です(笑)
インスリンが分泌され、脂肪細胞へ糖分が運ばれると同時に体脂肪の素となる脂質もあるため、ダブルで体脂肪に効いてきてしまいます。。。。
良く飲み会の後のしめにラーメンと言って、誘惑に負けて食べている人を見かけますが、、、
非常によくありません。止めてあげて下さい。
⇒体脂肪を増やさないで筋力UPさせるための栄養摂取方法については別の機会に紹介したいと思います。⇒紹介記事「⑳体脂肪を増やさない筋力UP」
※次回はGI値(グリセミック・インデックス)について紹介します。