7月12日（金）日ハム11回戦（北海道）、延長12回5-4で勝ち。対戦成績8勝2敗1分。言いたいことは山ほどあるが、負けが混んでいるこの時期に必要なのは勝ち星。取りあえず結果良しである。

ポイントは11回裏の守りにあった。この回登板した杉山が2死ににこぎつけたがそこから乱れて2-3塁。田宮の打球はマウンドを超えて高く跳ね上がった。

猛然とダッシュしてきた2塁手野村がジャンピングスロー。ベース手前でショートバウンドし、捕球は非常に難しかった。これを山川がミットをギリギリまで前に構えてすくい上げながら見事に捕球した。セーフならサヨナラ勝ちのハムはリクエストしたが覆らず12回に突入した。

12回は2死2塁から栗原は申告敬遠、投手交代して山川勝負という4番屈辱の打席になった。安定の凡打かと思いきや、三遊間に飛ぶコースヒットで2死満塁。近藤が粘り勝ちして勝ち越し2点適時打となった。

山川にとって、目前で敬遠を見るのは希有なことだろうが、11回の好守備とこの回の幸運なヒットで、今日のところは褒めておく。

スチュアートは7回2失点だから及第点ではあるが、相変わらずテンポが悪く制球力もない。それを見越して甲斐のミットは地蔵のごとく外角に構えて微動だにしない。スチュアートのときに外角に構えたのは、万波に逆転2ランを打たれた直後の野村の打席で2球あっただけだった。

10回、石井に打たれた同点HRは松本の失投。逆球でど真ん中に入った。2日連続セーブ失敗。この1球で1時間余計に戦う羽目になった。1点差でのセーブ機会はまだ難しい。最後の藤井もお約束のピンチで紙一重。勝てる気がしなかった。

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