
10月30日(木)日本シリーズ第5戦(甲子園)、延長11回3-2で勝ち。対戦成績4勝1敗。敗色濃厚の展開を柳田がひと振りで追い付き、野村が仕留めてシリーズを制覇した。石井、村上の二枚看板から放った一発は非常に価値がある。有終の美を新旧の代表が飾った。
中4日の有原だが、相変わらずモサッとした投球で、気だるく覇気のないピッチングに見えた。この人は下位打者に気を抜く傾向がある。2回は7番打者に与えた四球が命取り。5回も投手に打たれてピンチを作った。いずれも防げた1点だった。
有原以上に「のたり投球」の大竹に手こずり、6回までは梨のつぶてだった。8回は先頭打者嶺井のヒットが貴重だった。代打ダウンズには併殺だけはやめてくれと祈った。そして柳田が1死1塁で登場。一発出れば同点の場面が出来上がった。
11回は野村が右打ちのホームラン。これで勝負あった。松本裕が残っており、逃げ切りがまんまと成功した。6、7回に跨いだ松本晴が殊勲甲である。
1敗から4連勝。ポイントは第2戦での阪神の先発起用だ。この試合でワンサイドになり、初戦を落としたホークスの形勢が逆転した。才木を出して接戦に持ち込んでいたら、奇策で落とした負い目はなかった。戦前、両指揮官ともに策に弄するきらいがあると指摘したが、その差が出たシリーズだった。ホークスの指揮官は思い切って出した策が奏功した。
臥薪嘗胆。小久保監督にとっては、どうしても取りたい日本シリーズだった。CSFで切迫しただけに喜びもひとしおである。中軸以下の打者の地力の差が出た5試合だった。短期決戦に弱いなどと、意味不明の中傷を受けてきたが、これで少しは留飲を下げた。
今季も、一番最後までプロ野球観戦の楽しみを与えてくれたホークスに敬意を表し、感謝を述べたい。8か月間、1年の3分の2を野球漬けの生活に浸ることができた。大変な栄誉である。来季も変わらず最後の最後まで楽しませてほしい。
<御礼>
今年もご愛読、誠にありがとうございました。4、5月の時点ではここまで来るとは夢にも思いませんでしたが、やはり強かった。個人的には人生が一転するほど辛い年になったのですが、このブログを更新することで日々の生活にリズムを付けることができました。
2千万読者の皆様がいればこそ、毎回更新できました。しばらく休止させていただき、来季またお会いしましょう。気が向いたら更新します。それでは、また・・・・。
野球好きジジイ
宜しければ、クリックお願いします