所信表明演説 | 鷹の目 平田/Hawkeye Hirata

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Hawkeyeの如く、世界情勢の大局をよく見たいと思います。

 6日に、岸田文雄首相の所信表明演説が行われたました。
 所信表明演説とは、「内閣総理大臣が行う政権として取り組む重要課題や政権の運営方針などについての演説」とあります。
 演説の全文を眺め読んでみると1項の「はじめに」から始まり、11項の「おわりに」の構成になっており、相当長い演説です。
 「憲法改正」は第10項目に出てきて、高々200字程度の言及でした。
 ま、首相は行政機関の長ですから「憲法の改正」などという立法については、どうこう言える立場ではないのかも知れませんが?
 演説の10項「憲法改正」では「・・・・・われわれ国会議員が、広く国民の議論を喚起していこうではありませんか。」という呼びかけ調になっています。
 「安全保障」に関しては8項でかなり詳しく述べておられます。が、第8項です。
 僻目の感覚としては、岸田政権が何年続くか分かりませんが国の根本に関わる「憲法」についてが第一番で、次に「国の安全保障」、その後で当面直面しているルーティンな課題に言及していくというのが筋だと思うのですが。1月には施政方針演説の機会もあることだし。
 米国の被保護国という立場の日本の首相としては、憲法や国家安全保障は差し迫った課題ではなく当面のコロナ対策、経済対策などの国民生活が先ということでしょうか。
ということでGHQによる押し付け憲法の改正は、われわれ世代の目が黒いうちは困難ということになるのでしょうか。
 すぐ隣に核を持っているキチガイみたいな専制独裁国家が2国も存在しているというのに。
 これじゃあ、死んでも死に切れんかも!

僻目の平田

蛇足
 所信表明演説
  臨時国会の冒頭や、首相が選出される特別国会で行われる。
 施政方針演説
  首相が毎年1月に召集される通常国会で行う演説で、その年の内閣全体の基本方針を示す。

岸田首相の所信表明演説