奇跡なんて、信じてなかった。
けれども僕は体験した。
長くて険しい旅路の途中で。
交わるはずのない2つの道。
果たしてそれは神の悪戯か。
僕は、出逢ってしまったんだ。
「運命」そのものにーー。
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北海道4日目。
早いものだ。朝起きて新鮮な空気を吸うのが日課になりつつある。
この日はガッツリ観光する日と決めていた。
午前中から特急列車「スーパー北斗」に乗って1時間ばかし。
登別駅にて降車する。
やってきました登別。
地獄の鬼がうぇるかむ。
後ろの木がゴッホみたいになってる。
温泉で有名な観光地のイメージとは裏腹に、駅前にはお店がほとんど無い。
おさまらぬ食欲に無理やり蓋をして、まずは登別マリンパークニクスへ。
お城のなかにある水族館。
いやあ。かーなりいい感じのB級スポット感満載で、俄然テンションがあがる。
これですよ。観光地において競争率の低いがために生まれる、独自の停滞感と発展的な迷走。普遍を余儀無くされた時代性。もう最高です。
一度頭のスイッチが入れば、あとは何を見ても楽しめる。
館内は暗くて撮影出来なかったので、目玉イベントと思われる「ペンギンパレード」の様子をお送りします。
たぶんディズニーランドでいうエレクトリカルパレードに匹敵する催し物です。
ぺた……
ぺたぺた……
ぺたぺたぺた……
割とフリーダム。
ずいぶんラフで解放的なパレードを堪能し終わり、さてさて、一通り見てまわったし、お土産コーナーでも冷やかして退館するとしよう。そんな軽い気持ちで足を運ぶ。
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この時の僕は、知る由もなかった。
もうじき起こる「奇跡」を。
待ち受けていた「邂逅」を。
運命が導くその「彼女」を。
知らなかったんだ。
これからの旅路を供にする、
伴侶に出逢うだなんて--。
つづく。




