離島やリゾートホテルでは、どうしても食事が過剰になるが、拠点をウィークリーに移動し自炊生活へ戻す。
いつもの安定して平常レベルを摂取できる。予約も不要で良し、難点は大抵の場合、宿に準備された刃物切れない点。
旅行前には必ず小さ目の自前包丁をカミソリ並みに研いで持込する。預入荷物に入れて運ぶのは全く問題は無い。
定型アクティビティのダイビングで残波岬沖へ出た。
第二次大戦の当時の戦車や揚陸車が水没しており、当時の銃弾が幾つも出て来る。
平和な時代に感謝しつつ、ゴミ回収を兼ねて拾ってみた。
水中では粗真っ黒な金属の塊が、空気に触れると数時間で酸化する。
止まった時計が動き出した様に、青緑に変化する。黙して動かず温存という選択は案外長寿命なのかも知れない。
流石にコレは預入手荷物でも検査で引っ掛かる、キチンと警察で証書を取れば持ち帰ることは出来るらしいが、貴重な時間を割くことは無い。地元の方に差し上げた。
活動拠点は、真栄田岬。借りた部屋が西向きで毎日表情が変わる夕陽がとても綺麗だった。
二週間超の沖縄県内で台風の心配をしなくて良かった事は、記憶の範囲に無い。大抵は2〜3個接近、たまに直撃が当たり前で臨んでいるので、好天が連続する方が気味が悪い。普通なら大歓迎だと思うが…ちょっと物足りない。
5年ぶりにど定番の「美ら海水族館」へ。
観光客の戻りは大した事ない的な投稿をしたが、ココは違った。
月曜日の午前中で↓な感じ、映画館の立見状態。
ジンベイザメが1匹、マダラトビエイが激減し、マンタが増加。
人工繁殖に成功し「小マンタ」が見れる。スタッフさんの努力が如何程かは、Youtubeでも公開されている。
今回、一番綺麗に感じた。
フクギ並木からのエメラルドグリーンな海。
備瀬崎は静かでお昼寝中の猫。来世ってのが本当にあるならこう有りたい!
景勝地で有名な「万座毛」は、完全に一新され立派な建物がエントランス兼ショッピングセンターと化していた。
2023年時点で、入場料100円が課金され環境保護に活用されてるとのこと。
誰がかうの?と思うクバ笠や海亀の剥製を売ってたレトロな売店は無くなっていた。結構寂しい。
遊歩道も整備され、歩ける範囲はかなり制限された。
定番の象の鼻。ちなみに「万座毛」の毛(もう)は、原っぱと近い意味で、毛(け)では無い。
座喜味城址は中部太平洋と東シナ海を一望出来る。規模は小さいが天空の城。
二重の石垣が残っているだけだが、吹き抜ける風が心地い。陽光を遮るものが何もないので日焼けに注意。
景観の良さから、ウエディングフォト・勝手にドローンが増加したらしく、管理事務所の許可が必要。
普通に入るだけなら、現在は無料。
帰宅直後、唯一ザザ降りの本格的スコール(カタブイ)。
3時間後は、嘘の様に晴れる。
水蒸気が減り、一番夜空が美しかった。SkySafariアプリで確認迄もなく「天の川」が見える。
竹富では、満月の明るさで隠れていたが、丁度半月、夏の時期の方が二本に見える事が多い。
ウィークリーを出た後、那覇で二泊する。
南部に来たら、ご挨拶に上がる「斎場御嶽」琉球王朝の最上位の「御嶽」で、本土で言うと「お伊勢さん」的な位置付け。
残念だが此処も入場域が狭べられていた。以前は三角の岩の先まで入り、琉球神話の始祖が来たと伝えられる神の島「久高島」が拝謁できたが、住民の祈りの場に鎮座する「香台」を踏み台にして写真をとる、無礼な観光客が多かった。都度注意してたが、日本語/英語が通じないと逆ギレされる事もあり、残念ではあるが致し方無い。
昔の写真は削除し無いうロックすべし。
宿を那覇に移し、二泊。
新規オープンした「牧志公設市場」と「消失復元中の首里城」へ。
アーケードが取り除かれ明るくなったが、大きさや作りは以前の面影が残る。
フロア3階部に公民館的な機能が追加されたが、出店店舗は大体同じ、但し位置は全くシャフルされた。
店員さんのの話では「位置は全て抽選」だったらしい。
表通りに面した側に漬物屋が集中してしまったのか、優しい出汁の香りから、奥へ進み通り抜けへ向けて緩やかにグラデーションであったのがいきなり、強烈なキムチの発酵臭のパンチを受けた後に、穏やかな香りに向かう構成は、一般客にはちょっと厳しいかな。モズクキムチ自体はとても嬉しいが、空間の支配力があまりに強い。
後編へ続く