[ハワイ] パートの前に一人芝居する理由 | 婆様のハワイ日記

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ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



3日のお休みは瞬く間に終わり、


今日から、


4日連続のパートが始まる....


そんなパート初日の朝は、


一人芝居が必ず始まる、、、




はぁ、、、だるい。


このままのんびり家でゴロゴロしてたい。


あーあ、行きたくないなぁ....


はぁ、、何でこの年になっても、


働かないといけないんだ....


他の人は、みーんな、


のんびりリタイア生活送っているのに!


なんで自分だけ....


あーあ、お金があったらなぁ、、、


金持ちだったらなぁ....


はぁ~嫌だ、嫌だ。


と、どす黒い不平不満は、


延々と続き、


気持ちは、地の果てまで落ちていく(苦笑)


眉間のシワはますます深くなり、


老婆のその顔は、どんどん醜くなる.....




危ない、危ない。


少しでもそういう気持ちに、


なり始めたら、


気持ちをさっと切り替えるのだ。


だって、どんなに泣いても騒いでも、


誰も変わってもくれないし、


お金が必要なんだから。


生活がかかっているんだから...




そんな時、もう一人の自分がさぁーっと現れる。


な~に言ってんだよ!


庶民の、


おまけに年寄りの分際で、


感謝すらしても、


文句言うのは間違ってるだろーよ。


どこの誰が、


ボケかかったオメーなんぞ、


雇ってくれるんだ。


よーく考えてみろよ。


年金貰う年で働く場所がある....


ありがたいことじゃないか。


それにお金が必要なんだろ?


じゃあ、黙って働けよ!


お前はついてるんだ。


ラッキーなんだぞ。


健康だからこそ働ける....


病気になったら働きたくても、もう、


働けないさ。


その時に初めて分かるよ、


「働くこと」の、その意味が.....



まさしくその通り!!!


すみません、もう文句は言いません。


はい、働かせて下さい。


今日も一生懸命頑張ります。


お金が必要なんです。


文句は言いません。


こんな自分を雇ってくれた、


仕事場に、


そして、この年でまだ仕事ができる、


健康な身体に産んでくれた両親に、


今更ながら感謝します......


本当に自分はついている!


ラッキーなのだ。


さぁ、今日も頑張るぞ!!


きっと、きっと今日も良い日になる ....




と、ひとしきり一人芝居をし、


気持ちを落ち着かせ、


自分で自分を前向きにする、、、(笑)











小さなタッパーのお弁当箱には、

ほうれん草のお浸しと、梅干し、

卵焼を詰めよう。

化粧をし、髪をオイルで撫で付け、

腕時計をし、

シニアバスパスを手に、

いつものアラモアナ行きのバスに、

乗り込むのだ....

今日も無事に終わりますように....と、

祈りながら。



そうだよね...

って窓の外に向かって一人呟いてみる、、

が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、

何にも言わず、

ただ黙って佇んでいるだけ.....

続く。

(今朝のワイキキ)
(ダイヤモンドヘッド)