婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



大雨が降ったりまた止んだりの、

そんな一日だった昨日は、

月に一回のお楽しみ、

いつもは施術している側の婆が、

マッサージを受ける日だった。

お願いするのは、

昔マッサージサロンで一緒に働いた同僚達。

みんなまだまだ若くい40代や50代。

婆の身体をよーく分かってくれて、

念入りにやってくれる。

今回はその中の一人、

ロコボーイG君にお願いした。

ベットに横たわる、、、

施術開始だ~

おぉ~気持ちがいい。

極楽~極楽~

いやぁ~婆さん相変わらず硬いですね。

やっぱり?

なーんて言って二人で笑い合う。

気心が知れた元同僚に、

マッサージをこうしてやってもらうのが、

一番気楽で、幸せ。

至福の時である。

あまりの気持ちよさに、

意識がなくなる。


体制を変えて少し話し始める。

ハワイと言えばサーフィン。

やっぱり彼も、

子供の時からサーフィンにハマり、

真っ黒になり波に乗りまくってたこと、

大きくなっても変わらず、

仲間と海に入り、

勉強もせずに、

サーフィンばっかりしてたこと。

それから彼は結婚し、

子供にも恵まれた。

もうサーフィンはしないの?

と聞くと、

うーん、もうサーフィンはいいかな。

子供もいるし。

それより最近はもっぱら、

釣りにハマってる.....そう言って笑うG君。

そして、話は続いていく。

陽気で快活な彼には、

友達がいっぱいいる。

旅行好きだった友人夫婦も、その中の一人。

今度はどこに行こう?

と、たまたま選んだのがスマトラ諸島。

そう、まさかのタイミングで、

あの20数年前の地震に遭遇した夫婦....

その時の津波で、

奥さんが行方不明になった。

ダンナさんはずっと名前を呼び、

探し続けたが、

もう二度と帰ることはなかった...
その時たまたま選んだ、旅行先。

行く先が違ってたら....

日程が一日でもずれていたら.....



そして、彼は続ける。

10年くらい前にね、、、

ネットニュースに、

見覚えがある名前が目についたんだ。

そこには、

オーストラリアで、

サーファーがサメに襲われ、

亡くなったと言うニュースだった。

直ぐに、

当時の友人に連絡を取り確認すると、

そうなんだよ。彼なんだ....

サーフィン好きの彼は、

念願だったオーストラリアに行き、

サーフィンを楽しんでいた....



もう2人共言葉は続かなかった....



そんなことがね、あったんですよ....

たまたまその時選んだ、旅行先。

憧れの国のその海で、

たまたまその日、その場所を選び、

サーフィンした...

全て、タイミング....

少しでも何かがずれていたら....

違っていたら、

起こらなかった悲劇。

タイミングが、悪かったんだよね....

絞り出すように婆は、そう、言うと、

彼は、

生まれる前から、

その人の運命はすでに決まっていると、

聞いたことあるけど....

そうなのかどうか....

でも、そうとでも思わないと、、、、

説明がつかないんですよね....



そんな彼の友人二人の話に、

絶句した、婆。

彼は、しばらく黙っていた。

施術が終わり、

お支払をし、

帰る前にこう伝えた。

明日のことは分からないけど、

私たち、

今日までこうして生きて、

そして、生かされてるんだよね....

これって、もう、

「奇跡」としか言いようがない....

生きたかった人の分まで、

ちゃんと生きなきゃ.....ね!!
(坂村真民)

そうだよね...

って窓の外に向かって一人呟いてみる。

が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、

何にも言わず、

ただ黙って佇んでいるだけ....

続く。
(今朝のワイキキ)
(ダイヤモンドヘッド)